「辛気臭い」とは?意味や類語!「陰気臭い」との意味の違い
「辛気臭い」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「辛気臭い」という言葉を使った例文や、「辛気臭い」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「辛気臭い」とは?
- 「辛気臭い」を使った言葉と解釈
- 「辛気臭い」の類語や類似表現や似た言葉
- 「辛気臭い」を使った例文や短文など
- 「辛気臭い人」の特徴
「辛気臭い」とは?
「辛気臭い」という言葉を知っているでしょうか。
どこかの飲み会に参加した時に、「辛気臭い」と感じた経験があるかもしれません。
一方で、「辛気臭い」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「辛気臭い」という言葉の意味を紹介します。
- 「辛気臭い」の読み方
- 「辛気臭い」の意味
「辛気臭い」の読み方
「辛気臭い」は「しんきくさい」と読みます。
「辛気」は「からき」ではなく、「しんき」と読み、「臭い」は「くさい」と読みます。
これを機会に、「辛気臭い」は「しんきくさい」と読むようにしましょう。
「辛気臭い」の意味
「辛気臭い」の意味を紹介して行きます。
「辛気臭い」という言葉には、「思うようにならない状態で、じれったいのこと」という意味があります。
また「思うようにならない状態で、いらいらする様子」また「気がめいる様子」という意味もあります。
さらに「非常に面倒でイライラする様子」という意味があります。
このように、何かしら思うようにならずに、イライラしている様子を、「辛気臭い」と言います。
「辛気臭い」を使った言葉と解釈
「辛気臭い」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「辛気臭い」を使った言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「辛気臭い顔」【しんきくさいかお】
- 「辛気臭い仕事」【しんきくさいしごと】
- 「辛気臭い口調」【しんきくさいくちょう】
「辛気臭い顔」【しんきくさいかお】
「辛気臭い顔」という言葉があります。
「辛気臭い顔」は、「陰気でイライラしているのがわかる表情」をしている人です。
暗い表情の人は、話しかけたくないタイプの人になりますが、さらにイライラしている人には近寄りたくないと感じます。
このように、「辛気臭い顔」の人は、陰気でイライラした、話しかけにくい表情をしています。
「辛気臭い仕事」【しんきくさいしごと】
「辛気臭い仕事」という言葉もあります。
「辛気臭い仕事」とは、「単調でやりがいがない仕事」のことを言います。
なんで、こんな面倒な仕事をしなければいけないんだと、暗い気持ちになるような仕事です。
そのため、「辛気臭い仕事」をしている最中、ネガティブな思いにとらわれてしまいます。
単調でおもしろみの無い仕事は、「辛気臭い仕事」と言われやすいでしょう。
「辛気臭い口調」【しんきくさいくちょう】
「辛気臭い口調」という言葉もあります。
「辛気臭い口調」は、「声のトーンが沈んでいる、聞いている人の気がめいるような口調」のことを言います。
声が暗く、さらにハリがなく、発言者の目の前で消えてしまうような力の無い声になります。
このような口調の人と話をしていると、疲れてしまいますし、暗い気持ちが伝染してしまうかもしれません。
「辛気臭い」の類語や類似表現や似た言葉
「辛気臭い」の類語や類似表現を紹介します。
「辛気臭い」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「苛立たしい」【いらだたしい】
- 「じれったい」【じれったい】
- 「歯痒い」【はがゆい】
「苛立たしい」【いらだたしい】
「苛立たしい」は、「思い通りにならずに焦る様子」という意味があります。
例えば、待ち合わせの場所に、待ち人が現れない時は、焦ってイライラするかもしれません。
このような時、「待ち合わせの時間に遅れるとは、苛立たしい」という文章にできます。
「じれったい」【じれったい】
「じれったい」という言葉を使った経験があるかもしれません。
「じれったい」には、「待ちきれなくてイライラする様子」、「物事がなかなか思うようにならないため、イライラして気持ちが落ち着かない」という意味があります。
例えば、一緒に作業している人の仕事のスピードが遅く、「早くやってくれないかな」と待ちきれない思いになる時、「じれったい」と感じるのではないでしょうか。
「歯痒い」【はがゆい】
「歯痒い」には、「思うようにならず、イライラする様子」という意味があります。
例えば自転車の乗り方を教えている時、子供が上手に自転車に乗れない時、イライラするでしょう。
自分がこう乗って欲しいと思うようにできないことに、イライラする時、「子供が自転車に乗れずに歯痒い」となります。
「辛気臭い」を使った例文や短文など
「辛気臭い」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「辛気臭い」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「辛気臭い」を使った例文1
- 「辛気臭い」を使った例文2
「辛気臭い」を使った例文1
「雨ばかり降って、何だか『辛気臭い』天気だな」
この例文のように、雨ばかり降るような天気は、外に行くのが面倒で億劫になります。
服は濡れるし、傘をさすのも面倒で、イライラすることが増えるでしょう。
このような天気が続くと、「辛気臭い天気だな」などと言ってしまいます。
しかし、雨が降らなければ農作物が育たないため、雨は悪いものではありません。
広い目で見ると、「辛気臭い」と感じたイライラが消えてしまうかもしれません。
「辛気臭い」を使った例文2
「納期前になると、『辛気臭い』仕事ばかり続く」
この例文のように、納期前は細々な事務仕事が続くことがあります。
ため息が出るような仕事を何時間も続けている時、ぽつりと誰かが、「辛気臭い仕事だな」などとつぶやくかもしれません。
「辛気臭い人」の特徴
「辛気臭い人」には、共通する特徴があります。
「あの人は辛気臭いな」と感じる時、共通する特徴は、どのようなものでしょうか。
- 「ネガティブな性格」【ねがてぃぶなせいかく】
- 「人が嫌い」【ひとがきらい】
- 「ストレスが溜まっている」【すとれすがたまっている】
「ネガティブな性格」【ねがてぃぶなせいかく】
何かにつけて、ネガティブな反応をする性格の人は、「辛気臭い」と思われてしまうでしょう。
仕事中にもため息ばかりついたり、「嫌だな」とか「こんな仕事して何になるんだろう」などとネガティブな言葉を繰り返している人は、「辛気臭い」と言われてしまうでしょう。
「人が嫌い」【ひとがきらい】
そもそも人が嫌いなタイプの人は、人と楽しく接しようとしません。
そのため、そのような人と一緒にいても、人と一緒にいる醍醐味がありません。
イライラすることも多くなるかもしれません。
「ストレスが溜まっている」【すとれすがたまっている】
ネガティブな発言をしたり、人を避けてばかりいる人は「ストレスが溜まっている」のかもしれません。
休養を取り、ストレスが抜ければ、「辛気臭さ」が消えて、明るいイメージの人になるかもしれません。
「辛気臭い」という言葉について見てきました。
みなさんの周囲にある、面倒でイライラする仕事、イライラする人などを見た時に、「辛気臭い」という言葉を使ってみましょう。