「百里ある」とは?意味!概要や語源!
ネットのコメントで「百里ある」という言葉を見かけます。
一体どの様な意味なのか、元ネタ等についても紹介します。
目次
- 「百里ある」とは?
- 「百里ある」の概要
- 「百里ある」類語や言い換え
- 「百里ある」の表現の使い方や注意点
「百里ある」とは?
「百里ある」は「ひゃくりある」と読みます。
意味は「相手の意見が非常に道理に叶っていて、理解度が高いこと」です。
ネットで誰かが説得力のある意見を述べた時に「納得できる」「筋が通っている」というコメントをつけたくなります。
しかしありきたりの言葉ではつまらないと思った為に、考え出されたネットスラングです。
「百里ある」の概要
「百里ある」の元ネタは「一理ある」という言葉から来ています。
「一理ある」の意味は「おおかた道理に叶っていること」です。
相手の意見に対して100%正しいとは思わないのですが、「一応それらしいと思える道理がある」と思った時に使われます。
そして相手の理屈に対して大いに納得できると思った時に、「一理ある」よりも100倍理解度が高いという意味で「百里ある」と使われる様になりました。
つまり、「一理ある」をより強調したネットスラングと言って良いでしょう。
ところが「一理」に対して「百里」という漢字はおかしいのではないかと思う人もいるのではないでしょうか。
「一理」という言葉はあるので辞書に載っていますが、「百理」という使い方はしません。
その為に距離を表す「百里」として優先的に変換される為に、「百里ある」と誤変換されて使われてしまい、そのまま定着してしまったのです。
「百里ある」類語や言い換え
「百里ある」の類語は以下の通りです。
- 「たかし」【たかし】
- 「あーね」【あーね】
「たかし」【たかし】
「たしかに」という意味です。
言葉を略して入れ替えた、今時の若者言葉らしい表現です。
人が納得できるコメントをした時に「たかし〜」と返しのコメントとして使われます。
「あーね」【あーね】
「あーなるほどね」の略です。
若い人が良く使うネットスラングで、共感した時のコメントです。
「百里ある」の表現の使い方や注意点
「百里ある」はあくまでネットスラングで、正しい使い方ではありません。
あくまでネット上でのやり取りに限定しておき、ビジネスでは使わない様にしましょう。
また、相手の意見に対して全く納得できない場合には「百里ない」とい使い方もします。
相手の性格やスレの雰囲気をよく考えて使う様にしましょう。
「百里ある」は「相手の意見が非常に道理に叶っていて、理解度が高いこと」という意味です。
100%賛成している訳ではないので、自分の意見をしっかりと持っている時に使う様にしましょう。