「無表情」とは?意味や使い方!例文や解釈
「無表情」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「無表情」という言葉を使った例文や、「無表情」の類語を紹介して行きます。

目次
- 「無表情」とは?
- 「無表情」な人の心理
- 「無表情」の類語や類似表現や似た言葉
- 「無表情」を使った例文や短文など
- 「無表情」の反対語
「無表情」とは?
「無表情」という言葉を知っているでしょうか。
誰かから「あなたは無表情だね」などと言われて、傷ついた経験があるかもしれません。
一方で、「無表情」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「無表情」という言葉の意味を紹介します。
- 「無表情」の読み方
- 「無表情」の意味
「無表情」の読み方
「無表情」は「むひょうじょう」と読みます。
「無」は「む」、「表情」は「ひょうじょう」と読みます。
特に難しい漢字は使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。
これを機会に「無表情」は「むひょうじょう」と読みましょう。
「無表情」の意味
「無表情」には、どのような意味があるでしょうか。
「無表情」には、「表情のないこと」「ぼんやりとして表情に乏しい様子」という意味があります。
「表情」には、「内面の感情や気持ちを顔つきや、身振りに現すこと」という意味があります。
何を考えているかが、顔に出ている人は「表情が豊かな人」ということになります。
喜怒哀楽が顔や身振りにまるで出ない、何を考えているか分からないタイプの人を「無表情」と言います。
「無表情」な人の心理
「無表情」な人を見た時に、何を考えているか分からないため不気味に思う人もいるでしょう。
実際に「無表情」な人は、どのようなことを考えているでしょうか。
そこで「無表情」な人の心理を紹介して行きます。
- 「人見知り」【ひとみしり】
- 「過去にトラウマがある」【かこにとらうまがある】
- 「表情の作り方が分からない」【ひょうじょうのつくりかたがわからない】
- 「クールを装っている」【くーるをよそおっている】
「人見知り」【ひとみしり】
「人見知り」な人は、初対面の人と仲良くなるのが難しい人です。
とにかく緊張してしまい、その緊張が解けないため、「無表情」になってしまいます。
どちらかというと、「無表情」というよりも、表情がこわばっているのかもしれません。
一緒にいる時間が長くなると、人見知りが溶けてくるかもしれません。
その時に、その人が本当は表情豊かなことが分かるかもしれません。
「過去にトラウマがある」【かこにとらうまがある】
「無表情」な人の中には、過去にトラウマがあるのかもしれません。
笑顔で挨拶をしたら、「何笑ってんだ」と怒鳴られた経験などがあると、ひょじょうが固くなってしまいます。
人前で表情を崩すと、何をされるか分からないというトラウマが、その人を「無表情」にさせているのかもしれません。
「表情の作り方が分からない」【ひょうじょうのつくりかたがわからない】
「無表情」な人の中には「表情の作り方が分からない」という人もいます。
一人の時間が長い、自営業の人などに多く、笑顔の作り方が良く分からない人もいます。
例えば口角を上げると、親しみやすい表情を作りやすいですが、そのような知識もなく、もし知識があったとしても、口角を上げるスキルがありません。
このように表情を作るというスキルがないため、「無表情」な人と思われているケースもあります。
「クールを装っている」【くーるをよそおっている】
男性に多いのが「クールを装った」結果、「無表情」な人になっているパターンです。
なぜだかクールな方がかっこいいという思い込みを持ち、そのようなタイプの男性を演じています。
このタイプの人は、仲良くなればすぐに表情豊かになるでしょう。
「無表情」の類語や類似表現や似た言葉
「無表情」の類語や類似表現を紹介します。
「無表情」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「ポーカーフェイス」【ぽーかーふぇいす】
- 「何食わぬ顔」【なにくわぬかお】
「ポーカーフェイス」【ぽーかーふぇいす】
「ポーカーフェイス」には、「無表情」「心の様子を顔に出さないこと」という意味があります。
カードゲームのポーカーは、自分の手持ちのカードの良し悪しを、表情に出さないことが、勝利のために重要な要素になります。
このことから心の動揺を表に出さないことを「ポーカーフェイス」と呼びます。
「何食わぬ顔」【なにくわぬかお】
「何食わぬ顔」には、「何も知らないような顔つき」という意味があります。
例えば学校のガラスを割った生徒が、自分は何もしていないような顔をして、普通にしている様子を「何食わぬ顔」と言います。
「無表情」ではありませんが、内心と表情が連動していない点が似ていると言えるでしょう。
「無表情」を使った例文や短文など
続いて「無表情」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「無表情」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「無表情」を使った例文1
- 「無表情」を使った例文2
「無表情」を使った例文1
「A君は『無表情』だけれど、付き合ってみると優しい人だ」
この例文に登場するA君のように、「無表情」でも優しい性格の人はいます。
一人でいる時間が長かったため、心の様子が顔に出なくなってしまったのかもしれません。
最初は警戒していた人も、次第に安心して付き合えるようになるでしょう。
「無表情」を使った例文2
「『無表情』だと言われて、笑顔の練習を始めた」
この例文のように、「無表情」になっていると指摘され、表情豊かになろうと努力している人もいるでしょう。
笑顔は練習によって、上手になると言われています。
口角を上げる練習をすれば、表情筋が鍛えられ、他の人と同じような、素敵な笑顔を作れるようになるでしょう。
笑顔に自信がない人は、鏡を前にして、笑顔のレッスンを始めてみてはいかがでしょうか。
「無表情」の反対語
「無表情」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
そこで「無表情」と反対の意味を持つ言葉を紹介します。
- 「表情豊か」【ひょうじょうゆたか】
- 「相好を崩す」【そうごうをくずす】
「表情豊か」【ひょうじょうゆたか】
「表情豊か」には、「心の様子が、顔や身振りに、豊かに出ていること」という意味があります。
楽しい時は、笑顔になり、悲しい時は涙ぐむような、心の中が顔にリンクしているような人を「表情豊か」と言います。
「相好を崩す」【そうごうをくずす】
「相好を崩す」には、「笑顔になり、顔つきが柔らかくなる」という意味があります。
例えば「無表情」な人も、子犬を見ると、「相好を崩す」ことがあります。
ずっとクールだと思っていた人が、子犬を見た瞬間、満面の笑みになった時、「相好を崩す」と表現します。
「無表情」という言葉について見てきました。
みなさんの中にも「無表情」なのが悩みという人がいるかもしれません。
一人でいる時間が長いと、どうしても表情筋が落ちてしまい、「無表情」になりがちです。
鏡の前で笑顔を作る練習をして、豊かな表情を手に入れましょう。