「連綿と続く」とは?意味と使い方!
「連綿と続く」という言葉の読み方や意味を紹介します。
また「連綿と続く」を使った例文や、類語や言い換えられる言葉を紹介して行きます。
目次
- 「連綿と続く」とは?
- 「連綿と続く」の「連綿」とは?
- 「連綿と続く」の語源や由来
- 「連綿と続く」を使った例文や短文など
- 「連綿と続く」の類語や言い換え
「連綿と続く」とは?
「連綿と続く」という言葉を知っているでしょうか。
今回初めて「連綿と続く」という言葉を知った人も多いのではないでしょうか。
そこで「連綿と続く」という言葉の読み方や意味を紹介します。
- 「連綿と続く」の読み方
- 「連綿と続く」の意味
「連綿と続く」の読み方
「連綿と続く」は「れんめんとつづく」と読みます。
「連綿」は「れんめん」と読みます。
これを機会に「連綿と続く」は「れんめんとつづく」と読むよう覚えておきましょう。
「連綿と続く」の意味
「連綿と続く」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「連綿と続く」には、「途切れずに続く」という意味があります。
例えば人類の歴史は、絶えずに長く続いているため、「人類の歴史は連綿と続く」と表現できます。
このように途絶えずに、長く続いている物事に対して、「連綿と続く」という言葉を使ってみましょう。
「連綿と続く」の「連綿」とは?
「連綿と続く」という言葉の「連綿」には、どのような意味があるでしょうか。
「連綿と続く」には「途絶えずに長く続く」という意味がありますが、実は「連綿」だけでも同じ意味があります。
「連綿」に、さらに「続く」を付けて、「連綿」が持つ、途絶えずに長く続くという意味が強化されています。
「連綿と続く」の語源や由来
「連綿と続く」という言葉の語源や由来は、どのようなものでしょうか。
「連綿と続く」の「連綿」は「書道の書法である続け字」から来ているという説もあります。
墨の字が連なりながら、書かれる表現で、まさに「連綿」という言葉がぴったりの書法です。
こうして書かれる文字の書体は「連綿体」と呼ばれるなど、「連綿」という言葉の語源になったとされています。
「連綿と続く」を使った例文や短文など
次に「連綿と続く」を使った例文や短文を紹介します。
「連綿と続く」の使い方のコツを、例文を通じて覚えましょう。
- 「連綿と続く」を使った例文1
- 「連綿と続く」を使った例文2
- 「連綿と続く」を使った例文3
「連綿と続く」を使った例文1
「江戸時代から『連綿と続く』老舗の団子店」
この例文のように、江戸時代創業で今でも続いているような老舗の飲食店があります。
江戸時代は1800年代のことですから、すでに200年近く続いているお店もあります。
一代目から二代目、三代目と、飲食店の味や、店構えが受け継がれていると思うと、それだけで価値があるような気がしてきます。
「連綿と続く」を使った例文2
「関ヶ原の合戦以降、『連綿と続く』将軍家」
長く続いたと言えば、「江戸時代」がそうです。
江戸時代は、初代の徳川家康が幕府を作ってから、15代将軍徳川慶喜まで、実に300年近く続いた政権になります。
この間に鎖国をして外国との関係を最小限に保ち、国内の経済などを発展させることで、開国した後も、諸外国と渡り合えるような豊かな国になっています。
「連綿と続く」を使った例文3
「『連綿と続く』隣国同士の対立」
この例文のような国と国を知っているかもしれません。
基本的に、隣国同士は仲が悪くなりやすいとされています。
近くにいるため利害関係が大きくなり、いい顔だけをしているわけにはいかないためでしょう。
そのせいで、はるか昔に戦った経験がある国が、今でも仲が悪く、戦争状態になっているケースもあります。
できれば隣国同士が仲良くするのが理想ですが、そうは言っていられないのも現実かもしれません。
「連綿と続く」の類語や言い換え
最後に「連綿と続く」の類語や、言い換えられる似た意味の言葉を紹介します。
「連綿と続く」によく似た言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「綿々」【めんめん】
- 「脈々」【みゃくみゃく】
- 「縷々」【るる】
「綿々」【めんめん】
「綿々」は、「連綿」とほとんど同じ意味がある言葉です。
「綿々」には「長く続いて絶えない様子」という意味があります。
例えば「彼氏との会話が『綿々』と続く」という場合は、彼氏との会話が長く続き、途絶えない様子を意味します。
「脈々」【みゃくみゃく】
「脈々」には、「絶えないで長く続く様子」という意味があります。
「脈々と続く、老舗の伝統」という場合は、長い年月の間、途絶えずに引き継がれた老舗店の伝統という意味があります。
「縷々」【るる】
かなり難しい漢字を使う言葉として「縷々」があります。
「縷々」には、「絶えないで細々と続く」という意味があります。
「細々と」という意味が含まれている点が「連綿と続く」とは違った点と言えるでしょう。
「縷々として絶えない」などという使い方をします。
「連綿と続く」という言葉について見てきました。
次に老舗の蕎麦屋さんなどを訪れた時、または老舗の洋食屋さんを訪ねた時などに、心の中で「連綿と続く蕎麦屋」「連綿と続く洋食屋」などとつぶやいてみましょう。