「雰囲気」の意味とは? 読み方・英語・類語【使い方や例文】
「雰囲気」という言葉の意味や使い方を紹介します。
また「雰囲気」の英語や例文を紹介して行きます。
目次
- 「雰囲気」の意味とは?
- 「雰囲気」の読み方
- 「雰囲気」の英語
- 「雰囲気」と「空気」の違い
- 「雰囲気」の言葉の使い方
- 「雰囲気」を使った言葉・慣用句や熟語・関連など
- 「雰囲気」を使った例文や短文など
- 「雰囲気」の類語や類義表現
「雰囲気」の意味とは?
日常的に良く使われている言葉に、「雰囲気」があります。
いつも使っている言葉ではありますが、きちんとした意味を知らない言葉でもあります。
そこで「雰囲気」の意味を見て行きましょう。
「雰囲気」には、「その場に醸し出される気分、または状態」という意味があります。
例えば、学校の教室にいるたくさんの生徒が楽しそうな顔をしている時、ある雰囲気が作られます。
「楽しい雰囲気」「明るい雰囲気」などを感じる事ができるでしょう。
このように「雰囲気」という言葉には、その場に醸し出される気分や状態という意味があります。
「雰囲気」の読み方
「雰囲気」という言葉の正確な読み方を知っているでしょうか。
「雰囲気」は「ふんいき」と読みます。
「ふいんき」と迷った人もいるかもしれませんが、「雰」は「ふん」なので、「囲気」「いき」と合わせて、「ふんいき」となります。
子供の頃からずっと「ふいんき」と覚えている人がいるかもしれませんが、これを機会に「雰囲気」は「ふんいき」と覚えましょう。
「雰囲気」の英語
「雰囲気」という言葉は英語にするとどのような表現になるでしょうか。
「雰囲気」は様々な英語にする事ができますので、例文とともに見て行きましょう。
- 「雰囲気」を使ったEnglishの例文
- 「雰囲気」を使ったEnglishの例文
「雰囲気」を使ったEnglishの例文
“this class is friendly atmosphere.”(ディスクラスイズフレンドリーアトモスフェア)
“this class is friendly atmosphere”という英文には「このクラスはフレンドリーな雰囲気です」という意味があります。
“friendly atmosphere”には「友好的な雰囲気」「フレンドリーな雰囲気」という意味があります。
「雰囲気」を使ったEnglishの例文
“this place is a mysterious atmosphere”(ディスプレイスイズアミステリアスアトモスフェア)
“this place is a mysterious atmosphere”には「この場所は神秘的な雰囲気だ」という意味があります。
“mysterious atmosphere”には「神秘的な雰囲気」という意味があります。
「雰囲気」と「空気」の違い
「雰囲気」と「空気」は同じような場面で使う言葉です。
二つの言葉には、どのような違いがあるでしょうか。
「空気」には、「その場を支配するような、周囲の気分」という意味があります。
二つの言葉はよく似ていますが、「雰囲気」は人や場所、天気などの様々な要素が作り出す感じなのに対して、「空気」は人が作り出しています。
「空気を読む」という言葉にも、その場を支配する人間関係や気分を察知するという意味があります。
このように「空気」は人が作り出す気分にのみ使います。
「雰囲気」の言葉の使い方
「雰囲気」という言葉には、その場に醸し出される気分や状態という意味があります。
人は視界に入った様々な要素を判断し、全体的に醸されている気分や状態を察知します。
そのため、あまり難しく考えずに、その場の空気をどう感じるかを素直に口に出して、「雰囲気」という言葉とともに使ってみましょう。
「いい感じ」と思ったら「良い雰囲気」と言えますし、「全体的に緊張感がある」と感じたら、「緊張感のある雰囲気」と言えます。
このように、その場に立ち、素直に感じ取ったものを「雰囲気」を使って表現してみましょう。
「雰囲気」を使った言葉・慣用句や熟語・関連など
「雰囲気」を使った言葉や慣用句を紹介して行きます。
「雰囲気」という言葉を使う時に、頻繁に登場する言葉のため、知っておくと何かと役立つでしょう。
- 「雰囲気美人」【ふんいきびじん】
- 「雰囲気が悪い」【ふんいきがわるい】
- 「雰囲気がいいお店」【ふんいきがいいおみせ】
「雰囲気美人」【ふんいきびじん】
「雰囲気美人」という言葉があります。
美人に見えるのは確かだけれど、目や鼻、口などのパーツを見て行くと、それほど際立つ物がない人の事を「雰囲気美人」と呼びます。
ファッションセンスが優れていたり、顔の配置が絶妙だったりすると、本来は美人と言えないような人でも「雰囲気美人」になれます。
「雰囲気が悪い」【ふんいきがわるい】
「雰囲気が悪い」という言葉も良く使います。
例えば夫婦喧嘩をしていた部屋に、子供が後から入ってくると、何だか「雰囲気が悪い」と感じます。
両親のたたずまい、視線、家具の配置など、何かしらいつもと様子が違う事を感じるのでしょう。
「雰囲気がいいお店」【ふんいきがいいおみせ】
「雰囲気が良いお店」が大好きな人は多いでしょう。
飲食店の店主の人柄がいい、バイトが明るくきびきび動く、お品書きのセンスがいい、立地がいいなどの様々な要因で、「雰囲気が良いお店」が誕生します。
「雰囲気」を使った例文や短文など
続いて「雰囲気」を使った例文や短文を紹介します。
「雰囲気」を使ってどのように文章作りをすればいいか、コツを知る事ができるでしょう。
- 「雰囲気」を使った例文1
- 「雰囲気」を使った例文2
「雰囲気」を使った例文1
「この街は『雰囲気』が明るい」
初めて訪れた街で、「ここは明るい」「ここは暗い」などと感じる機会があるでしょう。
特に引越し先を選ぶ時などは、「雰囲気」に敏感になるはずです。
この例文のように、街の「雰囲気」が明るい場合、住みたくなるかもしれません。
「雰囲気」を使った例文2
「このお店は家庭的な『雰囲気』だ」
この例文のように、家庭を思わせるような、飾りがなく安心感があるお店は「家庭的な雰囲気」と呼ばれます。
居心地がいいため、つい足が向いてしまう、常連になりやすいお店かもしれません。
「雰囲気」の類語や類義表現
「雰囲気」という言葉の類語や類義表現を紹介します。
「雰囲気」によく似た言葉を知り、語彙を豊富にしていきましょう。
- 「気配」【けはい】
- 「風情」【ふぜい】
「気配」【けはい】
「気配」には「なんとなく周辺に感じられる様子」という意味があります。
目や耳でハッキリ感じ取ったわけではなく、「なんとなく人が近くにいそうだ」と思った時に、「人の気配がする」などと言います。
「風情」【ふぜい】
「風情」には、「そのもの独特の風流な感じ」という意味があります。
老舗の飲食店などを訪れた時に、「この古さがなければ味わえない、風流さがあるな」と感じた時に、「このお店は風情がある」などと言います。
基本的に褒め言葉として、「風情」という言葉を使っていきましょう。
「雰囲気」という言葉について様々な角度から注目してみました。
昔から何度も使っている言葉でありながら、あらためて使い勝手がいい言葉だと感じた人もいるでしょう。