「一般的」の意味とは?「一般的」と「普遍的」の違い・読み方・英語・類語【使い方や例文】
「一般的」という言葉の意味や英語を紹介します。
また「一般的」と「普遍的」の違い、「一般的」の使い方を紹介します。
さらに「一般的」を使った言葉や例文を紹介していきます。
目次
- 「一般的」の意味とは?
- 「一般的」の読み方
- 「一般的」の英語
- 「一般的」と「普遍的」の違い
- 「一般的」の言葉の使い方
- 「一般的」を使った言葉・慣用句や熟語・サービスなど
- 「一般的」を使った例文や短文など
- 「一般的」の類語や類義表現
- 「一般的」の対義語
「一般的」の意味とは?
「一般的」という言葉は、日常的に良く使う言葉です。
ここ数日のうちに、使ったことがあるという人も少ないでしょう。
ただし「一般的」という言葉の意味を説明しろと言われると、明確な説明ができる人は少ないかもしれません。
「一般的」には「広く知れ渡っていて、それが容認されている事」または「特に他と異なる性質を持っていない事」などの意味があります。
「一般的」の読み方
「一般的」は「いっぱんてき」と読みます。
特に難しい漢字は使われていないため、読み間違える事も少ないでしょう。
また「いっぱん」という音で覚えていて「一班」「一版」などの漢字表記だと勘違いしないように注意しましょう。
「一般的」の英語
「一般的」を英語にすると、どのような英語表現になるでしょうか。
「一般的」はいくつかの英語にする事ができます。
まず、“democratic”(デモクラティック)には「民主的な」という意味があり、「一般的」という意味もあります。
さらに“popular”(ポピュラー)でも「一般的」を表現できます。
“popular”には「人気のある」「普及している」という意味があり、「一般的」という意味を含んでいます。
このように「一般的」は、いくつかの英語にする事ができるため、英語を使う機会のために覚えておきましょう。
「一般的」と「普遍的」の違い
「一般的」という言葉と「普遍的」という言葉があります。
「普遍的」には、「広く行き渡り、どのような場合でも当てはまる様子」という意味があります。
「一般的」はその時代において、広く行き渡り当てはまるものですが、数十年後には当てはまらなくなっているかもしれません。
「普遍的」は時代や場所を超えても、広く当てはまるものを指すため、スケールの違いがあります。
「普遍的な愛」「普遍的な真理」などの定型句があります。
「一般的」の言葉の使い方
「一般的」という言葉を、どのような場面で使えばいいでしょうか。
「一般的」を使うためには「広く知れ渡っている」「容認されている」「特別でない」などの要素を満たしている必要があります。
例えば、「カレーライスは日本人に人気がある」という考えは、「広く知れ渡っていて」「容認されていて」「特別な考えではない」ため、「一般的な考え」と言えるでしょう。
このように「一般的」という言葉の要素を満たしている時に、「一般的」という言葉を使ってみましょう。
「一般的」を使った言葉・慣用句や熟語・サービスなど
続いて「一般的」を使った言葉や慣用句などを紹介します。
覚えておくと便利な言い回しが登場しますので、会話や文章作りの役に立つでしょう。
- 「一般的に言う」
- 「一般的な考え方」
- 「ごく一般的」
- 「一般的に広く知られている」
「一般的に言う」
「一般的に言う」という言葉があります。
「○○と一般的に言う」などという使い方をします。
例えば、「デートの3回目に告白すると成功する」という広く知れ渡った考え方がありますが、誰かにそのような話をする時に、「デートの3回目に告白すると成功するって、『一般的に言うよ』」などという使い方をします。
自分個人の意見や、特殊な意見じゃない事を相手に伝える事ができます。
「一般的な考え方」
「一般的な考え方」という言葉も、たびたび登場します。
「一般的な考え方では○○」という感じで使います。
例えば、アイドルの推しメンについて話をしている時に、そのアイドルのファン以外からも高い評価を受けている、広く知られた人気者について話す時に、「『一般的な考え方では』Aが可愛いとされるんだろうけど…」などという感じで使います。
「ごく一般的」
「ごく一般的」という言い回しも、とてもよく使われます。
「ごく一般的」は「すごく一般的」「きわめて一般的」という意味があります。
とても広く知れ渡っていて、常識のように受け入れられている事を「ごく一般的」と言います。
「『ごく一般的』に納豆は体にいいと言われている」などという使い方をします。
「一般的に広く知られている」
「一般的に広く知られている」という言い回しもよく使われます。
ある説をみんなに説明する時に、「一般的に広く知られている」と前置きをすると、特別ではなく、みんな知っている常識的な話だという事を伝える事ができます。
例えば「埼玉に海がない事は、『一般的に広く知られている』」などという使い方をする事ができます。
「一般的」を使った例文や短文など
「一般的」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「一般的」という言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 「一般的」を使った例文1
- 「一般的」を使った例文2
「一般的」を使った例文1
「ラーメンを食べると太りやすいという事は、『一般的』に知られている」
ダイエットをする時には、正しい情報を集める必要があります。
そのような時に、一人の医師だけが発表している理論よりも、たくさんの人が常識だと認めている情報を信じる方が安全です。
この例文のように、ラーメンは太りやすい食べ物などの、「一般的」に知られている情報を仕入れた方が安心してダイエットができます。
「一般的」を使った例文2
「私の勉強法は、全然『一般的』ではないけど、私には効果がある」
この例文のように、「一般的」ではないと認めた上で、良い方法や良い商品を他の人に進める事ができます。
最初に「一般的」ではないと断っておくと、その後の話に説得力が出るでしょう。
「一般的」の類語や類義表現
「一般的」という言葉の類語や類義表現を紹介します。
「一般的」に似た意味の言葉を知りましょう。
- 「普通」【ふつう】
- 「通常」【つうじょう】
「普通」【ふつう】
「普通」には、「特別でない」という意味があります。
他の物と比べて特別な部分がない時、「普通」と言われます。
「通常」【つうじょう】
「通常」には、「普通と変わりない事」という意味があります。
「通常ダイヤ」という場合は、電車がいつも通り走っているという意味になります。
「一般的」の対義語
「一般的」の反対の意味を持つ言葉を紹介します。
「一般的」の対義語を知る事で、「一般的」とは何かがより鮮明になるでしょう。
- 「特殊」【とくしゅ】
- 「例外的」【れいがいてき】
「特殊」【とくしゅ】
「特殊」には、「他に類がない事、普通と異なる事」という意味があり、「一般的」の逆の位置にある言葉です。
「特殊なケース」「特殊な製法」などの使い方をします。
「例外的」【れいがいてき】
「例外的」には「一般的ではなく、別扱いである」という意味があります。
まさに「一般的」の対義語と言えるでしょう。
「一般的」という言葉の意味や使い方を見てきました。
他の人と情報交換をする時に、「一般的」という言葉はとてもべんりですので覚えておきましょう。