「理解」の意味とは?「理解」と「納得」の違い・読み方・対義語・類語・英語
「理解」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「理解」の英語や、「理解」を使った例文を紹介していきます。
目次
- 「理解」の意味とは?
- 「理解」の意味
- 「理解」の英語
- 「理解」の対義語
- 「理解」の類語や類義表現
- 「理解」を使った例文
- 「理解」と「納得」の違い
「理解」の意味とは?
「理解」という言葉を知っているでしょうか。
「理解」は「りかい」と読む、日常的な場面でも、良く使われている言葉です。
何かを読んだ時に、「理解する」という言葉を使ったり、誰かに対して話をした後で、「理解できた」と質問した経験があるかもしれません。
一方で、「理解」という言葉を、今回初めて知ったという人もいるでしょう。
そこで「理解」という言葉の意味や使い方を紹介します。
この言葉の意味を知る事で、誰かに「理解できた」かどうかを聞かれた時に、どのように返事をするべきかが分かるようになるかもしれません。
「理解」の意味
「理解」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「理解」には、「物事の道理を飲み込む事」という意味があります。
「飲み込む」という言葉には、「納得する」という意味があります。
例えば英語の授業を受けている時に、教えられている事の道理を納得するのが早い人は、「彼は英語の『理解』が早い」と言われます。
「腑に落ちる」などという言い回しがありますが、「理解」にも似た意味があり、何かに対して道理が分かったり、納得した時、「理解」という言葉を使います。
逆に道理が呑み込めない場合や納得できない物事に対しては「納得できない」と否定の意味を込めた言い回しをします。
このように「理解」には、「物事の道理を飲み込む事」という意味があります。
「理解」の英語
「理解」という言葉を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。
「理解」は英語で“understanding”(アンダースタンディング)になります。
“understanding”には「理解」という意味があります。
「理解する」の意味を持つ“understand”(アンダースタンド)、カタカナ語としても知られている言葉ですので、その兄弟的な言葉である“understanding”も覚えやすいのではないでしょうか。
このように「理解」は“understanding”という英語に直す事ができますので、英語を使う機会のために覚えておきましょう。
「理解」の対義語
「理解」の対義語を紹介します。
「理解」と反対の意味を持つ言葉を知る事で、この言葉の意味をより立体的に理解できるようになるかもしれません。
- 「誤解」【ごかい】
- 「無理解」【むりかい】
- 「曲解」【きょっかい】
「誤解」【ごかい】
「誤解」には、「間違って意味を理解する事」という意味があります。
例えば、妹と一緒に歩いているところを、彼女に見られて、浮気だと思われてしまった場合は、「間違って意味を理解している」と言えます。
そのため「彼女に誤解された」事になります。
人は間違って意味を理解しやすいため、「誤解」はつきものになります。
そのため面倒がらずに「誤解」を解くよう努力すべきかもしれません。
「無理解」【むりかい】
「無理解」には「理解の無い事」という意味があります。
キチンと説明したのに、内容を把握してくれない、納得してくれない時に、相手に対して「無理解」という言葉を使いたくなります。
「曲解」【きょっかい】
「曲解」には、「相手の意思や意図を、曲げて理解する」という意味があります。
やや嫌な意味でとらえたり、あえて相手を貶めるような気持ちで理解する事などを「曲解と呼びます。
「理解」の類語や類義表現
「理解」の類語や類義表現を紹介します。
「理解」と似た意味の言葉知る事で、この言葉の意味をより深く理解できるようになるかもしれません。
- 「会得」【えとく】
- 「把握」【はあく】
- 「合点」【がてん】
「会得」【えとく】
「会得」は、「良く理解して、すっかり自分の物にする事」という意味があります。
例えばダンスの習い事をしている時、初めはダンスの仕方を「理解」するので精一杯ではないでしょうか。
しかしレッスンを続けて理解が進み、自分の物に出来るようになると、「ダンスを会得した」と言う事ができます。
「理解」よりもさらに一歩進んだ状態です。
「把握」【はあく】
「把握」には、「内容などをしっかり理解する事」という意味があります。
例えば、会社の運営がうまくいかない時には何か原因があるはずです。
しっかり調査を進めて、運営の内容や滞りが出る原因などをしっかり理解できた時、「運営の内容と問題を把握した」と言う事ができます。
「理解」に似た意味ですが、さらにしっかりと理解が進んだ時に、「把握」という言葉を使う事ができます。
「合点」【がてん】
「合点」は「がてん」と読み、「承知」という意味があります。
何かに対して納得できた時に、「合点した」と言います。
逆に納得できない事に対しては「合点がいかない」と言います。
「理解」を使った例文
「理解」という言葉を使った例文を紹介していきます。
様々な場面における「理解」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 例文1
- 例文2
例文1
「しばらく旅先に滞在し、現地の『理解』を深める」
この例文のように、旅先の事をよく知りたいという人がいるでしょう。
人々の生活や文化について詳しく知りたい時は、長期滞在して現地の様子をしっかりと知る必要があります。
このような時に「理解を深める」というフレーズを使います。
ただ納得するだけでなく、さらに深い部分まで把握する事を「理解を深める」と言います。
例文2
「取引先の担当者と話し合い、『理解』を求める」
仕事先の相手が、自分の仕事に対して無理解な時、仕事が滞ってしまいます。
このような時は、相手の「理解」を求めるため、話し合いの席を設けます。
相手に仕事の道理を言って聞かせて、納得してもらえれば、今後はスムーズに仕事が進むでしょう。
このように仕事相手や同僚に対して「理解を求める」事は、ビジネスシーンではたびたびあります。
「理解」と「納得」の違い
「理解」と「納得」には、どのような違いがあるでしょうか。
「納得」には、「他人の考えや好意を理解して認める事」という意味があります。
そのため、「理解」の上に「認める」というワンアクションが加わったのが「納得」と言えるでしょう。
「そういうものか」と「理解」するだけでなく、「そういうものならいいな」と思えたら、「納得」という言葉を使ってみましょう。
「理解」という言葉の意味や使い方を見てきました。
「理解」には「物事の道理を飲み込む事」という意味がありますので、そのような思いを感じた時に、「理解」という言葉を使ってみましょう。