「理解できない」とは?意味や類語!例文や表現の使い方
「理解できない」という表現を知っているでしょうか。
勉強でも仕事でも、何かが「理解できない」という事は誰にでもあるものです。
ここでは「理解できない」という表現について紹介します。
目次
- 「理解できない」とは?
- 「理解できない」の表現の使い方
- 「理解できない」の敬語での言い換え
- 「理解できない」の英語と解釈
- 「理解できない」を使った例文と意味を解釈
- 「理解できない」の類語や類義語・言い換え
「理解できない」とは?
「理解できない」というのは物事の筋道がわからない、訳がわからない、という意味になります。
理解するという言葉にはある物事を感じて知る、察知する、感じる、などという意味があり、できないという言葉には期待された務めが果たせない、使えない、という意味になります。
この2つを合わせて物事の筋道がわからない、という意味になるのです。
その一方で、「理解できない」という表現はニコニコ動画のアニメ「ぼくらの」のオープニングテーマ「アンインストール」に出てくる一説、「今の僕に理解できない」から有名になったとも考えられています。
「理解できない」の表現の使い方
「理解できない」という表現は「理解できません」などという形で使われることも多いですが、一言で「理解できない」と言ってしまうとあまりにも単刀直入すぎて「そんなことも理解できないの?」などと思われてしまう可能性があります。
そのため、一般的には「理解できない」という表現よりも、「もう少し詳しく説明していただけますでしょうか」などと表現した方が理解する気がある、と判断してもらえるといえます。
「理解できない」と一言でいうよりも、理解しようとしている、もう少し説明が欲しい、などという表現の方が物あたりが柔らかくなります。
「理解できない」の敬語での言い換え
「理解できない」という表現はビジネスで使えそうに見えますが、だからといって「理解できない」と言い放つわけにはいきません。
これらをビジネスで使うためには敬語にする必要があります。
「理解できません」と言ってしまえば相手の説明では分からない、説明が悪い、という意味が加わってしまい、相手に対して失礼です。
そのため、「自分の理解が及ばなくて恐縮なのですが」「飲み込みが悪くて申し訳ありません」と「理解できない」ことをまず相手にお詫びると良いでしょう。
その上で、「この部分が理解できないので教えていただけますでしょうか」と表現すると丁寧です。
「理解できない」の英語と解釈
「理解できない」という表現を英語にすると“cannot understand”になります。
相手の言い分がそもそも「理解できない」同意できない、などという場合は“cannot agree”になります。
「部長の話はいつも理解できない」ということであれば“I always have a problem understanding what my boss is talking about.”になります。
「理解できない」を使った例文と意味を解釈
ここでは例文を紹介します。
- 「理解できない」を使った例文1
- 「理解できない」を使った例文2
「理解できない」を使った例文1
「上司から説明を受けたけれど、理解できなかった」
仕事をしていると、上司や同僚から説明を受けることがありますよね。
しかし、どれだけ説明を受けてもよくわからない、「理解できない」ということもあるのではないでしょうか。
何かの理解ができなかったら、しっかりと質問をする必要があります。
「理解できない」を使った例文2
「最近の若者の言動は理解できないよ」
世代によって考え方が異なるものですが、若い人たちの考え方が年配の人たちに理解されないためということも珍しくありません。
特にゆとり世代になるとさらに「理解できない」言動が増えるとも考えられており、今後の若者たちがどのように行動するのか危惧している人も多いと言われています。
このように言われないよう、常識に沿った言動をしたいものです。
「理解できない」の類語や類義語・言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「わからない」【わからない】
- 「納得できない」【なっとくできない】
- 「腑に落ちない」【ふにおちない】
「わからない」【わからない】
わからない、という表現はわかるというラ行5段活用の動詞の未然形に打ち消しの助動詞である「ない」をつけた形になります。
理解ができない、納得できない、などという意味があり、ビジネスにおいては状況によって表現を丁寧にする必要があります。
「納得できない」【なっとくできない】
納得できないというのは心情的に従えないという意味です。
不服である、満足できない、という意味があり、例えば外出先で公衆道徳やマナーを守らない人を見たとき、納得できないと表現できます。
「腑に落ちない」【ふにおちない】
腑に落ちないというのは人の意見などが心に入ってこない、納得できない、という意味になります。
腑、という表現には腸という意味があり、そこには考え方や心が宿ると考えられていたため、このような表現ができあがりました。
「理解できない」という表現は日常的に使える言い回しですが、ビジネスにおいては言い方を変えるということも必要です。
その場に応じた適切な表現を使いたいですね。