「面映い」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】
「面映い」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「面映い」の英語や、「面映い」を使った例文を紹介します。
目次
- 「面映い」の意味とは?
- 「面映い」の意味
- 「面映い」の英語
- 「面映い」の言葉の使い方
- 「面映い」を使った例文
- 「面映い」の類語や類義表現
「面映い」の意味とは?
「面映い」という言葉を知っているでしょうか。
「面映い」は「おもはゆい」と読む、かなりの難読語と言える読み方が難しい言葉です。
「面映い」という言葉を聞いて、懐かしい照れくさい思い出が浮かんできた人もいれば、最近そのような体験をした人もいるでしょう。
一方で、「面映い」という言葉の意味が想像すらつかないような人もいるはずです。
そこで「面映い」の意味や使い方を紹介します。
この言葉の意味をしると、過去に体験した、甘酸っぱい思い出が脳裏に浮かんでくるかもしれません。
「面映い」の意味
「面映い」にはどのような意味があるでしょうか。
「面映い」には、「顔を合わせるのが恥ずかしい」という意味があります。
そこから転じて、「きまりが悪い」「照れくさい」という意味があります。
誰かから褒められたり、恥ずかしい青春の思い出などが脳裏に浮かんだ時に、きまりが悪いと感じる様子を「面映い」と言います。
初恋の相手に告白した時の様子などを思い浮かべた時に、頬が赤らむような気持ちになったり、照れて汗が出てしまうような事があるでしょう。
このような感情を「面映い」と呼びます。
褒められるのが苦手な人、照れやすい人ほど、「面映い」と感じる傾向があります。
「面映い」の英語
「面映い」を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。
「面映い」は英語で、“be embarrassed”(ビーエンバラスド)になります。
“embarrassed”には「恥ずかしい」「汗顔」などの意味があるため、“be embarrassed”には「恥ずかしくなる」「面映い」という意味があります。
このように「面映い」を英語にすると、“be embarrassed”になりますので、英語を使う機会のために覚えておきましょう。
「面映い」の言葉の使い方
「面映い」という言葉をどのような場面で使えばいいでしょうか。
「面映い」は基本的に褒められて照れくさい気持ちになった時に使う言葉です。
例えば学生時代に、初めてデートをしたシーンが浮かぶかもしれません。
家の近くの公園で彼氏や彼女と過ごした時間を思い出すと、顔が赤くなる人もいるでしょう。
このような時に、「面映い」という言葉を使ってみましょう。
ビジネスシーンでは、社員全員の前で社長に褒められて、顔から火が出るほど照れた経験があるかもしれません。
このように、本当は嬉しいはずなのに、褒められ慣れていなくて照れてしまう心情を「面映い」という言葉をつかって表現してみましょう。
「面映い」を使った例文
「面映い」という言葉を使った例文を紹介します。
様々な場面における「面映い」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 例文1
- 例文2
- 例文3
例文1
「青春時代の思い出は、いつ思い出しても『面映い』気持ちになる」
この例文に登場する人は、青春時代の思い出をイメージすると、顔から汗をかくくらい、照れくさい気持ちになるようです。
大人になって落ち着いてしまった人は、青春時代の自分と今の自分が重なり合わないくらい変わっています。
そのため、「何であんなに恥ずかしい事をしてしまったんだろう」などと、汗顔してしまいます。
それでいて、青春時代の恥ずかしい自分が好きな気持ちも人一倍強いのかもしれません。
例文2
「描いた絵をみんなに褒められて『面映い』気持ちになった」
自慢するつもりでなく見せた自分の絵を、みんなに褒められたら、照れくさい気持ちになるでしょう。
この例文は、褒められて照れるという「面映い」という言葉を使った典型的な文章と言えるでしょう。
例文3
「好きな女性とふたりきりになるのは、嬉しいのだが『面映い』」
この例文のような体験をした人は、多いのではないでしょうか。
ランチの時間などに、一緒に食事をしていた同僚が一人抜け、二人抜けして、結果的に好きな人とふたりきりになると、嬉しくもあり照れもありの状況になります。
顔が赤くなり、好きな人の顔を見れずに、下を向いてしまうかもしれません。
このように好きな人と一緒にいるだけで「面映い」と感じる人は、恋愛慣れしていないシャイなタイプの人に多いでしょう。
「面映い」の類語や類義表現
「面映い」の類語や類義表現を紹介します。
「面映い」に良く似た言葉を知ると、「面映ゆい」が連続する場面で他の言葉に換える事ができます。
ボキャブラリーが増えて、文章力が増すかもしれません。
- 「くすぐったい」【くすぐったい】
- 「照れくさい」【てれくさい】
- 「ばつが悪い」【ばつがわるい】
「くすぐったい」【くすぐったい】
「くすぐったい」という言葉があります。
「くすぐったい」には、「じっとしていられないほど照れくさい」という意味があります。
足をくすぐられたら、じっとしていられませんが、大げさに言えばそのような感じがするほど、照れくさいという事です。
普段褒められ慣れていない人が、たまに褒められると「くすぐったい」と感じます。
「照れくさい」【てれくさい】
「照れくさい」という言葉は、日常的に良く使う言葉です。
「照れくさい」には、「きまりが悪い」という意味があります。
例えば、卒業式に在校生に囲まれて「好きです」「ありがとうございました」などと言われると、「照れくさい」気持ちになるでしょう。
「面映い」とよく似ている言葉ですので、二つの言葉をセットで覚えて、言い換えに使うと便利でしょう。
「ばつが悪い」【ばつがわるい】
「ばつが悪い」という言葉には、「その場の具合が悪くて恥ずかしい」「他の人に対して、恥ずかしい思いをしたり、面目が立たないと思う状態」という意味があります。
「面映い」「くすぐったい」「照れくさい」には、ポジティブな意味がありますが、「ばつが悪い」は、ネガティブな場面で使われる事が多いでしょう。
例えば彼女と道を歩いている時に、前から元カノが歩いてきたら、特に悪い事をしていなくても具合が悪く恥ずかしいと感じるのではないでしょうか。
このような時に、「ばつが悪い」という言葉を使います。
「面映い」という言葉の意味や使い方を見てきました。
「面映い」には褒められて照れくさいという意味があります。
「面映い」場面は、その場では本気で恥ずかしい思いをするかもしれませんが、後で振り返ると、良い思い出になりそうな素敵な場面がほとんどでしょう。
「面映い」と感じる体験は、どんどんした方がいいのかもしれません。