「情報共有」の意味・読み方・英語【使い方や例文】
情報共有は、これは皆(それに関係するグループや団体など)で知っておいた方がいいという大切なことを、その皆で共有することです。
目次
- 「情報共有」の意味とは?
- 「情報共有」の読み方
- 「情報共有」の英語・解釈
- 「情報共有」の使い方
- 「情報共有」を使った例文・短文(解釈)
- 「情報共有」の類義語や置き換えられる表現
「情報共有」の意味とは?
同じ情報を特定の皆で共有することが情報共有ですが、これがうまくできないと、場合によっては大変なことになってしまうかも知れません。
よって、その為の方法をきちんと考えておく必要があると言えますが、どのような方法が合っているのかは、そのグループや団体などにもよるので、どれが一番だとは言えないのが難しいところです。
「情報共有」の読み方
「情報共有」は、「じょうほうきょうゆう」と発音します。
「情報」(じょうほう)と「共有」(きょうゆう)は共にそれぞれ普通に使われている言葉なので、読み方が分からないということはないでしょう。
この言葉はアメリカでも、ビジネスにおいて大切なことだと考えられており、特別な略称があるほどです。
それについては後述しますが、ビジネスにおいて様々なカタカナ語が盛んに使われるようになっている現在では、「情報共有」と使う代わりにそれを用いることがありますが、読み方ではないので、ここでは別物だと考えます。
「情報共有」の英語・解釈
情報伝達を英語で表現すると、“for your information”という表現になります。
そして、前項に書きましたが、それぞれの頭文字をとり、縮めた「FYI」という言葉が略称としてよく使われています。
「この情報を宛先やCCに含んだ全員で共有する」という時のメールのタイトルがこの「FYI」ということも多く、この三文字だけで「(受け取った間で)共有するべき情報」という意味になるので便利に使われています。
この真似をして、日本でも「情報共有」の為のメールのタイトルに、「FYI」と書いて送るようなシーンがビジネスにおいてまま見受けられますが、社内の公用語が英語の会社でもない限り、何のことだか分からないと問い返されるのがオチなのでおすすめできません。
「情報共有」の使い方
情報共有は、この情報は(特定の)全員で共有するべきだと思った時や、それを行う時、もしくはそれだと情報が回ってきた時などに使われる言葉です。
そして、行う側の場合は、その為の方法も様々なので、どの方法がそのメンバー内で情報を共有する時にベストなのかということも考える必要があります。
これを間違えてしまうと、共有したと思ったつもりが、聞いていない(知らない)という人が出てきてしまう可能性があります。
「情報共有」を使った例文・短文(解釈)
情報共有を使った例文や短文です。
色々な形のものを挙げていきます。
- 例文1
- 例文2
- 例文3
例文1
「こんな大事なことが情報共有されていないとは…」
大事なことだからこそ、皆で知っておこうと考え、情報共有を行うものです。
それをしていなかったことで、知らなかった人から後で問題が起こってしまうようなケースも珍しくありません。
自分ではしっかりと情報共有したつもりでも、全員にきちんと伝わっていなかったということも少なくないので、やはりその為の方法が大切になると考えていいでしょう。
例文2
「情報共有はもちろん大切だが、余計な人にまで伝えないように注意して欲しい」
その情報を伝える必要がない人にまで伝わってしまった所為で、後で面倒なことになることもあるので、これには注意が必要です。
とても大事な情報だった時には、下手をすると情報漏えいという扱いになることまで考えられます。
特にメールで情報共有する際には気を付けないといけません。
メールは一度送信してしまうと、それを取り消すことができません(それができるような仕組みの特定のイントラ環境内の場合は除きます)。
その為、大事な内容を送る時には、送信前に宛先やCCの確認が必須です。
例文3
「大したことでもないので、これは情報共有しなくてもいいよ」
サークルや団体、会社の部署などでは、そのメンバーだけのメーリングリストがあったり、グループLINEを作っていることがあるでしょう。
それらを利用して発信すれば、メンバーの全員に周知される仕組みですが、大したことでもない内容は利用しない方がいいかも知れません。
誰か1人だけに伝えたい時には、その人だけにメールで送信するか、各種のSNSではプライベートメッセージ機能を使いましょう。
注意として、SNSではメンション(その人に新着通知付きでメッセージを送ること)として送信しても、他の人にもそのメッセージは見えてしまいます。
「情報共有」の類義語や置き換えられる表現
情報共有と似た意味で使える言葉や表現です。
多少意味の異なるものもありますが、それについても解説します。
- 「シェアリング」【しぇありんぐ】
- 「情報告知」【じょうほうこくち】
- 「情報伝達」【じょうほうでんたつ】
「シェアリング」【しぇありんぐ】
この言葉は色々な対象の「共有」に対して使えるのでとても便利です。
有名な使い方では、他の人と共同で自動車を利用する「カーシェリング」で、「情報共有」として使う場合には、「その情報、シェアリングして」などという形になります。
昨今のビジネスでは流行りのカタカナ語ということもあり、使いやすい言葉の1つです。
これを縮めて「シェア」としても通じますが、この「シェア」だけだと「占有範囲(率)」という意味にもとれてしまうので注意しましょう。
尚、そのまま英語表現とも考えることができますが、それには前述のような決まった表記があるので、このシェアリング(sharing)は情報に対してはあまり使われません。
「情報告知」【じょうほうこくち】
この「告知」という表現だと、「共有」と言うよりは一方的な「通達」というイメージになりますが、「共有するべき情報を全員に告知する」という使い方の場合は、充分に類義語だと考えることができます。
その「通達」を使って、「情報通達」としてもいいでしょう。
「情報伝達」【じょうほうでんたつ】
情報を伝達するというそのままの意味で、「共有」と結び付けるとこちらも類義語として利用できます。
使い方としては、「この情報を全員に伝達して」などという形になり、その全員で共有することになります。
情報共有は、ビジネスにおいてはとても大切なことです。
よく新入社員に対して言われる"ほうれんそう"(報告・連絡・相談)の3つの要素は、この情報共有のことだと考えると分かりやすいでしょう。