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「勘が鋭い」の意味・読み方・類語【使い方や例文】

「勘が鋭い」の意味や類語を紹介します。

さらに「勘が鋭い」の使い方や、「勘が鋭い」を使った例文を紹介して行きます。

勘が鋭い

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「勘が鋭い」の意味・読み方・類語【使い方や例文】>


目次

  • 「勘が鋭い」の意味とは?
  • 「勘が鋭い」を分解して解釈
  • 「勘が鋭い」の使い方
  • 「勘が鋭い」を使った例文
  • 「勘が鋭い」の類語や言い換え・似た言葉


「勘が鋭い」の意味とは?

「勘が鋭い」の意味とは?

「勘が鋭い」という言葉を聞いた事があるでしょうか。

日常的に使われている言葉ですので、聞いた事がある人の方が多いかもしれません。

また、「勘が鋭い」という事を、自分の誇りにしている人もいると思いますし、周囲に「勘が鋭い」誰かがいて、その人の事を一目置いているかもしれません。

そんな「勘が鋭い」の読み方と意味を紹介します。

「勘が鋭い」の意味を知ると、自分に隠れていた特徴が見えてくるかもしれません。

  • 「勘が鋭い」の読み方
  • 「勘が鋭い」の意味

「勘が鋭い」の読み方

「勘が鋭い」「かんがするどい」と読みます。

「勘」「かん」と読み、「鋭い」「するどい」と読みます。

取り立てて難しい漢字はありませんので、読み間違える事も少ないかもしれません。

「勘が鋭い」の意味

「勘が鋭い」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「勘が鋭い」には、「物事の意味や良し悪しを感じ取り、判断する能力が鋭敏である」という意味があります。

直感で何となく物事の本質が分かる人がいますが、「勘が鋭い」人は、その能力に長けているという事になります。

一を知って十を知るという言葉がありますが、「勘が鋭い」人なら、物事の断片を知るだけで、物事の大筋を知る事ができます。

また他の人が時間を掛けて判断するべきところを、直感的に一瞬で判断する事も可能です。



「勘が鋭い」を分解して解釈

「勘が鋭い」を分解して解釈

次に「勘が鋭い」を分解して解釈してみましょう。

「勘が鋭い」「勘」「鋭い」という言葉に分ける事ができます。

それぞれの意味を知る事で、「勘が鋭い」という言葉の意味をより深く知る事ができそうです。

  • 「勘」
  • 「鋭い」

「勘」

「勘」には、物事の意味や「良し悪し」を直感的に感じ取る能力と、判断する能力という意味があります。

例えば、誰かに会った時に、「この人は自分にとって、良い人か悪い人か」を直感的に判断する事ができる人です。

普通の人なら、数日間から、何年間か付き合わなければ見えてこないような真実を、会った瞬間に感じ取り判断できる能力の事を「勘」と言います。

「鋭い」

「鋭い」には、刃物の先などがとがっていて、良く切れる状態になっているという意味があります。

また動作が機敏ですばしこいという意味もあります。

例えば「あの馬は『鋭い』走りをする」という場合は、動作が機敏ですばしこい馬という事になります。

さらに挙動や性質が鋭敏という意味もあります。

「勘が鋭い」の使い方

「勘が鋭い」の使い方

「勘が鋭い」という言葉を、どのような場面で、どのように使えばいいでしょうか。

「勘が鋭い」には、「物事の意味や良し悪しを感じ取り、判断する能力が鋭敏である」という意味があります。

そこで、そのような能力を持っている人を見た時、または誰かがそのような能力を発揮した時に、「勘が鋭い」という言葉を使ってみましょう。

例えば恋愛シーンで、付き合っている彼氏の考えや行動パターンをすぐに見分ける事ができる女性がいたら、「勘が鋭い」女性という事になります。

ビジネスシーンでは、初めて会った仕事関係者に対して「信頼できる」「信頼できない」という判断をすぐに下せる人が、「勘が鋭い」人という事になります。

友達や仕事仲間、家族の誰かに、直観力がすごい人が何人かいると思います。

そのような人に対して、「勘が鋭い」という言葉を使ってみましょう。



「勘が鋭い」を使った例文

「勘が鋭い」を使った例文

次に「勘が鋭い」という言葉を使った、例文を紹介します。

様々な場面における、「勘が鋭い」を使った例文を見て、この言葉の使い方のコツを覚えていきましょう。

  • 例文1
  • 例文2

例文1

ビジネスシーンにおける、「勘が鋭い」を使った例文を紹介します。

「新入社員が5人、同じ部署に入ってきた。

部長は5人をしばらく観察し、『B君はこの仕事に向いていないな』と言った。

私はB君を優秀そうな子だと思っていたので意外だったが、半年後にB君は会社を辞めてしまった。部長はとても『勘が鋭い』人だと思った」


初めて会った人が、どのような人かを判断するのは難しい事です。

同じ部署に配属された人が、優秀な人か、信頼できる人か、それともすぐに辞めてしまう人かを判断する事ができたら、円滑な人間関係を築くのに役に立つでしょう。

「勘が鋭い」人は、そのような判断を一瞬でする事ができます。

この例文の部長のような人になれると、人間関係を優位に築く事ができるでしょう。

例文2

恋愛場面における、「勘が鋭い」を使った例文を紹介します。

「とても『勘が鋭い』と定評があるCさんが、婚活パーティに参加した。Cさんはパーティ会場をぐるりと回り、男性を品定めすると、パーティ会場を後にした。『今回は、良い男がいない』との事だった」

婚活パーティのように、たくさんの男女が集まる場では、「勘が鋭い」事が、有利に働くはずです。

良い男性、女性だとすぐに見抜く事ができれば、早めに話しかけて親密な関係を築く事ができるからです。

「勘が鋭い」の類語や言い換え・似た言葉

「勘が鋭い」の類語や言い換え・似た言葉

最後に「勘が鋭い」の類語や、言い換えられる似た意味の言葉を紹介します。

「勘が鋭い」と同じような意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。

  • 「第六感が働く」【だいろっかんがはたらく】
  • 「インスピレーションがわく」【いんすぴれーしょんがわく】

「第六感が働く」【だいろっかんがはたらく】

「第六感が働く」は、「勘が鋭い」を他の言葉に言い換えたものです。

「第六感」は、人間に備わった「視覚」「聴覚」などの「五感」を超える、理屈では説明がつかない感覚の事を言います。

「第六感が働く」とは、説明がつかない感覚により、もの事の本質を鋭く突く事ができる人の事です。

「勘が鋭い」人とほとんど同じ意味で使われます。

「インスピレーションがわく」【いんすぴれーしょんがわく】

「インスピレーションがわく」という言葉もあります。

「インスピレーション」は、創作や思考の直観力の事で、「ひらめき」とも呼ばれます。

例えば小説を書く時に、出だしから徐々にゴールまで考えて行くのではなく、一瞬で作品全体が見えるような能力が「インスピレーション」です。

「インスピレーションがわく」人は、人間関係においても、創造活動においても、直感的に素早い判断をする事ができます。

icon まとめ

「勘が鋭い」という言葉の意味や使い方を見てきました。

「勘が鋭い」という言葉を知った事で、自分の能力に気付いた人もいるかもしれません。

その能力を仕事や恋愛で活かしましょう。