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「アラフォー」の意味・英語【使い方や例文】

アラフォーは、テレビでよく聞くようになってから流行った言葉だと言っていいでしょう。

意味も大体は分かっている人が多いと思います。

アラフォー

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「アラフォー」の意味・英語【使い方や例文】>


目次

  • 「アラフォー」の意味とは?
  • 「アラフォー」の語源や由来
  • 「アラフォー」の言葉の使い方
  • 「アラフォー」を使った例文と解釈
  • 「アラフォー」を英語にすると?
  • 「アラフォー」からの派生語
  • 「アラフォー」を使った言葉と意味を解釈


「アラフォー」の意味とは?

「アラフォー」の意味とは?

アラフォーは、「おおよそ40歳」という意味で使う言葉です。

厳密な定義まではありませんが、多くの場合、「四捨五入をして40歳」のことだと考えていいでしょう。

ほとんどのケースで、実質的に35〜44歳の人のことを指す言葉として使われています。

しかし、それだけではないのがこの言葉の特徴で、暗に「もうそんな年(になった、なる)」という意味が多分に含まれているのです。



「アラフォー」の語源や由来

「アラフォー」の語源や由来

アラフォーは、英語の「アラウンド」(その周辺)+「フォーティ(40歳)」の2つの言葉から作られました。

フォーティは正確には「40」ですが、この言葉では年齢として使っています。

尚、この言葉は和製英語で、そのままでは英語圏の人には通じません。

どのように変化させれば英語として使えるのかについては後述します。

「アラフォー」の言葉の使い方

「アラフォー」の言葉の使い方

アラフォーは、そう言われて嬉しい人はあまりいない言葉の為、使い所に注意しないといけません。

男女のどちらに対しても使える言葉ですが、女性に対して使うことが多いので尚更です。

35〜44歳までの人を表す言葉だと説明しましたが、その下限に入ったばかりの35歳の女性に対して使ってしまうと、結構失礼なことになってしまいます。

(本人からすると、40歳はまだまだ先のことだと考えている為)



「アラフォー」を使った例文と解釈

「アラフォー」を使った例文と解釈

アラフォーを女性に対して使う場合、同性同士の場合はともかく、男性からは40歳を超えている女性でないと使うべきではないでしょう。

男性から、まだ30代の女性をアラフォーと表現するのは、大変失礼に当たります。

これだけは絶対に覚えておいてください。

(平気でそのような会話ができる関係の場合は除きます)

  • 例文1
  • 例文2

例文1

「あの人、若そうに見えるけど、実はアラフォーだって」

女性同士でこのような会話をしているシーンをよく見掛けます。

いわゆる噂話や陰口に相当しますが、女性はこのような話がとても好きなのです。

また、この場合、アラフォーを悪い意味の言葉で使っているということにも注目です。

例文2

「アラフォーにもなって、そんなことも知らないのは恥ずかしいと思うべきだ」

40歳前後と言えば、もう立派な大人です。

会社に勤務していれば、部下の何人かはいてもおかしくないだけに、その年にもなってこんなことも知らないのかと言われている例文です。

このケースでは、アラフォーを「立派な大人」という意味で使っています。

どうしも悪いイメージが先行しがちな言葉ですが、決してそれだけではないのです。

「アラフォー」を英語にすると?

「アラフォー」を英語にすると?

「アラフォー」は、そのままでは英語としては通じないと前述しました。

それでは、どのようにすれば英語圏の人に「40歳前後」という意味で通る言葉になるのかと言うと、“aged around forty(40)”としないといけません。

“around forty”だけだと、何が40の周辺なのかが分からず、アラフォーの英語としては不完全です。

最初に“aged”と付けることで、きちんとした意味で通るようになります。

「アラフォー」からの派生語

「アラフォー」からの派生語

このアラフォーという言葉は、2008年の流行語にもなりました。

そして、派生語とも呼ばれる言葉もいくつか登場しています。

ここでは、そのような言葉を紹介していきます。

どれも意味は簡単です。

  • 「アラサー」【あらさー】
  • 「アラフィフ」【あらふぃふ】

「アラサー」【あらさー】

見ただけで意味が分かる言葉だと言えるでしょう。

「アラウンド」+「サーティ(30歳)」から作られた言葉で、こちらは30歳前後の人を表す時に使います。

アラフォーと同じように、25〜34歳の四捨五入をして30歳になる人が主な対象です。

「アラフィフ」【あらふぃふ】

これも、「アラウンド」+「フィフティ(50歳)」が語源です。

主に45〜54歳の人に対して使う言葉で、この2つがアラフォーから派生した有名な2つの言葉です。

この前後の20歳、60歳周辺に対しての同様の言葉は特にありません。

あったとしても、無理矢理作ったもので、派生語とは言えないと考えていいでしょう。

「アラフォー」を使った言葉と意味を解釈

「アラフォー」を使った言葉と意味を解釈

アラフォーという言葉を含めて作られた言葉について見ていきましょう。

悪い意味で使っているので、その理由も一緒に説明します。

  • 「アラフォー独身」【独身アラフォー】

「アラフォー独身」【独身アラフォー】

アラフォーを、「40歳近くにもなって、まだ独身」という意味で使った言葉だと解釈してください。

40歳を超えている人はあまり対象にはせず、「そろそろ40歳にもなろうというのに」というニュアンスで使います。

つまり、対象の人を馬鹿にしている意味が多分にあると言えるでしょう。

そのような言葉の為、ちょうどそのような人が居たとしても、迂闊に口にしてはいけないのは言うまでもありません。

icon まとめ

アラフォーは、基本的に悪い意味で使われてしまう言葉です。

その為、あまりすすんで使うことはしない方が無難です。

いくら流行語にまでなった言葉でも、実際に使えるかとはまた別の問題です。