「まワ晒」の意味 ・読み方【使い方や例文】
まワ晒は、有名な大型掲示板で生まれた言葉です。
こういった独特の言葉は、ネット上ならではだと言うことができます。
目次
- 「まワ晒」の意味とは?
- 「まワ晒」の元ネタとは?
- 「まワ晒」の言葉の使い方
- 「まワ晒」を使った例文と解釈
- 「まワ晒」と同じ系のネットスラング
「まワ晒」の意味とは?
この言葉はネット用語の中でも特殊で、書き込んだ人のID(固有の記号や番号で、匿名で書き込んでも、これが同じだと同じ人の書き込みと分かります)が表示される掲示板のみで使われます。
そのような掲示板で、見て不快になるような書き込みがあると、それを書いた人のIDを晒し、「NG推奨」(NGに設定すると、そのIDの発言が全て非表示になるブラウザがある為です)と言い出す人が出てきます。
この時に、自分がNG推奨と言われてしまった人が、「まワ晒」と自らを指して使います。
- 「まワ晒」の読み方
「まワ晒」の読み方
まワ晒は、そのまま「まわさら」と読みます。
しかし、それを言っているのが必ずしも本人だとは限りません。
本人かどうかはIDを見ればすぐに分かりますが、誰が見てもIDが違うのに、平気でまワ晒、まワ晒と何人も言い出すことがあります。
(特に意味はなく、独特の慣例だと考えてください)
「まワ晒」の元ネタとは?
まワ晒は、この言葉が誕生した掲示板にて、いつの間にか使われるようになった言葉です。
元ネタは、「また」「ワイが」「晒されたのか」の三語を、それぞれの頭文字をとって縮めたものです。
しかし、晒された本人が自らそう書いた場合でも、そこまで嘆いている訳ではなく、NG推奨のIDの晒しがあった際に、それに対する返信として(いわゆる付き合いで)書いているという程度のものです。
「まワ晒」の言葉の使い方
まワ晒という言葉は、ここまでに挙げてきたように、晒された本人が使う場合と、それを面白がって周りが使い出す場合があります。
結局のところ、晒された方も大したことだとは思っていないので、そのような様子が見られた時には、その掲示板特有の一種の儀式だと思って、生暖かい目で見守っていましょう。
「まワ晒」を使った例文と解釈
まワ晒という言葉は、それが使われる場所が限られていることと、実際に使われる場面まで決まっていることから、汎用性は全くないと言っていい言葉です。
また、この言葉を知らなくても、その掲示板を使う上で特に支障はなく、知っている人たちだけで使って遊んでいるだけだとも言えるかも知れません。
- 例文1
- 例文2
例文1
「大したことは書いていないのにまワ晒」
IDをNG推奨にされてしまった人が、自らこのまワ晒という言葉を使う場合には、このような形になります。
しかし、IDは日付が次の日になれば変わるので、多くの場合で実害はほとんどありません。
例文2
「俺もまワ晒」
これは、晒された本人ではない人が、面白がって同調している場合に多い表現です。
単に「まワ晒」とだけ書いた発言が連続することも多く、前述のように、要はただ面白がっているだけです。
「まワ晒」と同じ系のネットスラング
まワ晒のように、三語をまとめて作られた言葉は、この他にもいくつか存在しています。
どれも、発祥は同様の掲示板で、そこでしか意味が通らないものがほとんどなので、その手の掲示板を使うことがなければ、無理に覚える必要はありません。
- 「まホ壊」【まほかい】
- 「微レ存」【びれそん】
「まホ壊」【まほかい】
このまホ壊は、「また」「ホモか」「壊れるな」の三語から作られた言葉で、いわゆるイケメンの人が婚約や結婚を発表した際などに、それによって男性の同性愛者が壊れる(=怒り出す、暴れる)ぞという意味です。
一時期放送していた特定のネット放送の内容から作られた言葉だと言われています。
「微レ存」【びれそん】
こちらは、「微粒子」「レベルなら」「存在しているかも知れない」の三語からです。
世の中に全くないとは言い切れないものに対して使われる言葉で、「普通に考えればある訳がないが、もしかしたらどこかにはあるかも知れない」という解釈になります。
このまワ晒のような極端なスラング(と言っていいかさえ怪しい言葉)は、それが日常的に使われているような場所以外では使わないようにしてください。
言わば、その掲示板専用の用語です。