「思いを馳せる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説などを読んでいると「思いを馳せる」という言葉が出てくることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「思いを馳せる」とは?
- 「思いを馳せる」の表現の使い方
- 「思いを馳せる」を使った例文と意味を解釈
- 「思いを馳せる」の類語や類義語
「思いを馳せる」とは?
「思いを馳せる」の概要について紹介します。
- 「思いを馳せる」の読み方
- 「思いを馳せる」の意味
- 「思いを馳せる」を分解して解釈
- 「思いを馳せる」と「思いを寄せる」の違い
「思いを馳せる」の読み方
「思いを馳せる」は「おもいをはせる」と読みます。
「馳せる」の読み方が難しいので覚えておきましょう。
「思いを馳せる」の意味
「思いを馳せる」の意味は「遠く離れていたり、過去に出会った人やものごとについてあれこれと考えること」です。
遠く離れた故郷の景色や、過去に出会った様々な人との思い出がよみがえり、想像に浸ることを言います。
そのものごとや人に対して懐かしさと良い思い出を持っている時の表現です。
「思いを馳せる」を分解して解釈
「思いを馳せる」は「思い+を(助詞)+馳せる」で成り立っています。
「思い」とは「考え」「想像」「願い」「回想」「恋心」など、気持ちを表す様々な意味があります。
「馳せる」は「駆ける」「気持ちを遠くに届かせる」「名前を広める」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「様々な気持ちを遠くに届かせる=あれこれと回想する」という意味で使われる様ンなりました。
「思いを馳せる」と「思いを寄せる」の違い
「思いを馳せる」と似た言葉に「思いを寄せる」があります。
この2つの違いは「恋愛感情があるかどうか」という点です。
「思いを馳せる」は「人や場所、ものごとに対して色々と考えること」です。
懐かしいと思う気持ちや素晴らしかった、楽しかったという感情が含まれています。
「思いを寄せる」は、場所やものに対して使う場合は「思いを馳せる」と同じですが、人に対して使う時には「恋愛感情」が含まれるのです。
「思いを馳せる」の表現の使い方
「思いを馳せる」の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 現在の状況にはないことに使われる
文法的な使い方
「思いを馳せる」は動詞で、文末に使われるのが一般的です。
「思いを馳せて」と副詞として使われることもあります。
現在の状況にはないことに使われる
「思いを馳せる」は遠い距離にある人やものだけではなく、過去の記憶に対して使われます。
現在自分が置かれている状況では会えない人や行けない場所、できないことなどについて色々と考える時の表現です。
「思いを馳せる」を使った例文と意味を解釈
「思いを馳せる」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「思いを馳せる」を使った例文1
- 「思いを馳せる」を使った例文2
「思いを馳せる」を使った例文1
「生まれ育った故郷に思いを馳せる」
今は故郷を離れている人が、小さな頃よく遊んだ場所や懐かしい場所を回想しています。
「思いを馳せる」を使った例文2
「彼らは今頃どうしているだろうと思いを馳せる」
過去に知り合った印象的な人達を思い出し、今頃どこで何をしているのかと思いを巡らせています。
「思いを馳せる」の類語や類義語
「思いを馳せる」の類語を紹介します。
- 「物思いにふける」【ものおもいにふける】
- 「追憶」【ついおく】
「物思いにふける」【ものおもいにふける】
「人やものごとについて、他のことを忘れて考えごとに集中すること」という意味です。
「追憶」【ついおく】
「過去のことを思い起こすこと」という意味です。
「思いを馳せる」は「遠く離れていたり、過去に出会った人やものごとについてあれこれと考えること」という意味です。
過去の人やものを懐かしいと思った時に使ってみましょう。