「センシティブ」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
「センシティブ」の意味や類語を紹介します。
さらに「センシティブ」の使い方や例文を紹介して行きます。
目次
- 「センシティブ」の意味とは?
- 「センシティブ」の類語や言い換え・似た言葉
- 「センシティブ」の言葉の使い方
- 「センシティブ」を使った例文
- 「センシティブ」な人の特徴
「センシティブ」の意味とは?
カタカナ語のひとつ「センシティブ」という言葉を耳にした事があるでしょうか。
あるいは、今回初めて目にした言葉だという人もいるかもしれません。
「センシティブ」は日常的な場面でも、ビジネスシーンでも広く使われています。
特に最近は頻繁に使われている言葉ですので、言葉の意味を知っていた方が何かと便利です。
そこで知っておきたいカタカナ語「センシティブ」の意味を紹介します。
- 「センシティブ」の英語
- 「センシティブ」の意味
- 「センシティブ」のもう一つの意味
「センシティブ」の英語
「センシティブ」は英語表記にすると“sensitive”になります。
「敏感」「感じやすい」という意味や、「傷つきやすい」「過敏だ」という意味もあります。
カタカナ語の「センシティブ」も同じ意味があります。
まずは「センシティブ」は英語をもとにしたカタカナ語である事を知っておきましょう。
「センシティブ」の意味
「センシティブ」には英語の“sensitive”と同じように、「敏感な」「感じやすい」「傷つきやすい」という意味があります。
「敏感で感じやすい」という言葉は、どちらかといえばポジティブな意味で使われます。
他の人が気付けないような違いに気付く事ができるので、企画を立てる時や計画を立てる時、マーケティングに役立つからです。
一方で「傷つきやすい」「過敏」という意味で使われる時は、ネガティブな意味で「センシティブ」という言葉が使われています。
「扱いにくい人材」「面倒な人」という意味があるからです。
このように「センシティブ」という言葉には、「敏感な人の性格」を表現する時に使われます。
「センシティブ」のもう一つの意味
「敏感な人の性格」を「センシティブ」という一方で、「繊細な問題」などの事柄を「センシティブ」と呼ぶ事もあります。
慎重で微妙な判断を要する案件などは「センシティブな案件」と呼ばれて、丁寧な扱いを受ける事になります。
社内人事が絡んでいるような案件は、「センシティブな案件」と呼ばれやすく、引き受け手がすくないかもしれません。
このように「取扱注意な○○」という場合も、「センシティブ」という言葉を使います。
「センシティブ」の類語や言い換え・似た言葉
「センシティブ」に似た言葉を紹介していきます。
言い換えができるような似た意味の言葉には、どのようなものがあるでしょうか。
- 「敏感」【びんかん】
- 「繊細」【せんさい】
- 「デリケート」【でりけーと】
「敏感」【びんかん】
「敏感」という言葉があります。
「センシティブ」には「敏感」という意味も含まれていますので、言い換えが効く言葉と言えます。
「敏感」は「物事に感じやすい様子」という意味があります。
「敏感な性格」「敏感な人」という使い方をされます。
「繊細」【せんさい】
「繊細」という言葉も、「敏感」と同じくらいメジャーな言葉です。
「繊細」には「感情が細かくて鋭い」という意味があります。
「繊細な性格」という場合は、感情が細かすぎるという、ややネガティブな意味が含まれる事があります。
一方で「繊細なピアノタッチ」という場合は、細かくて鋭いピアノタッチという意味があり、ポジティブな意味で使用されます。
「デリケート」【でりけーと】
「センシティブ」に意味が似ていて、昔からあるカタカナ語といえば「デリケート」です。
「デリケートな性格」と「センシティブな性格」はほとんど同じで、使う人の好み次第と言えるでしょう。
「デリケート」には「繊細で鋭敏」という意味があります。
若い人ほど「センシティブ」という言葉を使い、やや年齢が高い方は「デリケート」という表現を好んで使います。
「センシティブ」の言葉の使い方
「センシティブ」という言葉はどのような時に使えばいいでしょうか。
まず「繊細」「敏感」または「過敏」と思えるような性格の持ち主を、カタカナ語で表現したい時に使いましょう。
「彼女は『過敏』な性格の持ち主だから、扱いに注意してね」と言うよりも、「彼女は『センシティブ』だから気を付けて」と言った方が、雰囲気が軽くなり、言われた方の負担が少なくなります。
またビジネスシーンで「ここは少し神経を使わなければならない案件だ」という時に、「今回の案件は『センシティブ』だ」と言った方が、受け取る側の気持が楽になります。
同じ事を言う時でも、「センシティブ」というカタカナ語を使った方が、オシャレでライトな感覚になるので、言い換えられる時は使っていきましょう。
「センシティブ」を使った例文
続いて「センシティブ」を使った例文を見て行きましょう。
例文を見る事で、文章に「センシティブ」という言葉を組み込むコツを知りましょう。
- 「センシティブ」の例文1
- 「センシティブ」の例文2
「センシティブ」の例文1
「繊細な人」が周囲にいる人は「センシティブ」という言葉を使う機会が多いかもしれません。
そのような場面を「センシティブ」を使った例文にしてみましょう。
「彼女はとても『センシティブ』だ。だから隣の席に座る人はおおらかな人がいい」、「こんなに『センシティブ』で、結婚生活を送る事ができるのだろうか」、「彼はとても『センシティブ』だから、一般の人には描けないよう絵を描く事ができる」という感じです。
「センシティブ」な性格は、ポジティブな面もありますし、ネガティブな面もあります。
「センシティブ」の例文2
適当には済ませられないような微妙な事案を扱う時にも、「センシティブ」という言葉を使います。
そのような場面を「センシティブ」を使った例文にしてみましょう。
「彼女はどうやら女性の事が好きらしい。しかしこれは『センシティブ』な問題だから、他の人には言わないで欲しい」、「民族間の問題は、とても『センシティブ』だ。適当に扱う事は絶対にできない」、「この事案は専務肝いりの『センシティブ』な案件だ。他のスタッフにもそれとなく伝えておいてくれ」という感じです。
社会人になると、時々「センシティブ」な案件を扱う時があります。
「センシティブ」という言葉を知っていれば、適当に扱って大きなミスを犯してしまう機会も減るでしょう。
「センシティブ」な人の特徴
最後に「センシティブ」な人に共通する特徴を見て行きましょう。
どのような人が「センシティブ」なのか、見極められるようになるかもしれません。
- 「人が気付かない事に気が付ける」
- 「傷つきやすい」
- 「反応が大きい」
- 「オープンスペースが苦手」
- 「きちんと仕事をする」
「人が気付かない事に気が付ける」
「センシティブ」な人は、普通の人が気付けないような事に気が付きます。
そのため書類の小さなミスを発見するのも得意です。
プロジェクトの小さなほころびもみつける事ができるので、危機管理のために「センシティブ」なメンバーを入れるチームもあります。
「傷つきやすい」
「センシティブ」な人は感じやすく傷つきやすい人です。
そのため取り扱いに注意が必要です。
ネガティブな言葉は、「センシティブ」な人にはかけないほうが無難でしょう。
「反応が大きい」
後ろから声をかけた時に、びくんと体全体が飛び上がるような「大きな反応」をするのが、「センシティブ」な人です。
体中にアンテナを張り巡らせているため、小さな刺激にも大きな反応をしてしまいます。
「オープンスペースが苦手」
「センシティブ」な人は感受性が強すぎるため、広場などたくさんの人が集まるようなオープンスペースが苦手です。
小さな喫茶店などの、あまり人の出入りがない場所を好みます。
「きちんと仕事をする」
「センシティブ」な人は、完璧主義的な所がありますので、他の人よりもきちんと仕事をする傾向があります。
反面、こだわりが強すぎて、仕事を終えるのに時間がかかる事もあります。
「センシティブ」という言葉は、「敏感」「感じやすい」という意味がある言葉です。
周囲の誰かが敏感だったり、扱っている案件が繊細な時は、「センシティブ」という言葉を使ってみましょう。