「客観的」とは?意味や類語!例文と解釈
「客観的」という表現は「主観的」の反対語として使われますが、実際にはどのような意味や使い方があるのでしょうか?
「客観的」には「特定の立場にとらわれずに物事を考える」といった意味がありますが、「客観的」の「意味・使い方・例文・類義語」などについて詳しく解説していきます。
目次
- 「客観的」とは?
- 「客観的」の表現の使い方
- 「客観的」を使った言葉と意味を解釈
- 「客観的」を使った例文と意味を解釈
- 「客観的」の類語や類義語
「客観的」とは?
「客観的」という表現は、「自分という主観・主体を離れても独立して存在しているさま」や「自分の主観だけではなく他者もその認識(理解)を共有できること」を意味しています。
また「客観的」という言葉には、「自分以外の第三者にも通用するような見方・考え方であること」や「特定の立場(自分の主観)にとらわれずに、物事を見たり聞いたりするさま」といった意味合いがあります。
「客観的」の表現の使い方
「客観的」の表現の使い方は、「ある物事が、自分の主観(主体)を離れても独立して存在しているように感じられる場合」を指して使うという使い方になります。
また「客観的」という表現は、「自分だけではなく、自分以外の第三者にも通用するような物事の見方・考え方がある時」にも使うことができます。
例えば、「彼の客観的な考え方に反対する理由はありませんでした」などの文章で使えます。
「客観的」を使った言葉と意味を解釈
「客観的」を使った言葉を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「客観的な価値観」【きゃっかんてきなかちかん】
- 「客観的に考える」【きゃっかんてきにかんがえる】
「客観的な価値観」【きゃっかんてきなかちかん】
「客観的な価値観」という言葉は、「自分以外の第三者にも理解することのできる価値に関する考え方」を意味しています。
例えば、「客観的な価値観を持っていれば、大きな間違いを犯しにくい」といった文章で使えます。
「客観的に考える」【きゃっかんてきにかんがえる】
「客観的に考える」という表現は、「自分の主観だけにこだわらずに、他者にも通用するような内容・方向性で考えること」を意味しています。
例えば、「本当に問題を解決したいのであれば、客観的に考える必要があります」といった文章で使われます。
「客観的」を使った例文と意味を解釈
「客観的」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「客観的」を使った例文1
- 「客観的」を使った例文2
「客観的」を使った例文1
「幽霊やお化けが客観的に存在するという事実を、証明できた人はまだ一人もいません」
この「客観的」を使った例文は、「客観的」という表現を、「自分という主観・主体から独立して存在している」という意味合いで使用しています。
「客観的」を使った例文2
「今起こっている問題の解決方法について、あなたの客観的な意見をぜひお聞かせください」
この「客観的」を使った例文は、「自分の主観だけにとらわれない、他者にも通用するような考え方・意見」といった意味合いで、「客観的」という表現を使っているのです。
「客観的」の類語や類義語
「客観的」の類語・類義語を紹介して、その意味を説明していきます。
- 「普遍的」【ふへんてき】
- 「俯瞰的」【ふかんてき】
「普遍的」【ふへんてき】
「普遍的」という表現は、「自分(自分の主観)だけではなく、多くの物事に当てはまるさま」を意味しています。
「一般的」という言葉は、「特殊な物事・特定の場合についてだけではなく、広く認識されて行き渡っているさま」を意味しています。
それらの意味から、自分だけではなく他者にも共通するさまを意味する「客観的」と良く似た意味を持つ類語として、「普遍的・一般的」を指摘できます。
「俯瞰的」【ふかんてき】
「俯瞰的」という表現は、「特定の視点・立場にこだわらず、広い視点から物事の全体を見渡すさま」を意味しています。
「客観的」という言葉は、「自分の主観だけにとらわれず、第三者の視点も含めて見たり考えたりするさま」を意味しています。
これらの意味から、「俯瞰的・第三者の視点」という表現を、「客観的」の類義語として解釈することができます。
この記事で解説した「客観的」の表現には、「自分の主観(主体)から切り離した形で、独立的に存在するさま」や「特定の立場(自分の主観だけ)にとらわれずに、物事を見たり聞いたりするさま」などの意味があります。
「客観的」の類語・類義語として、「普遍的・一般的」「俯瞰的・第三者の視点」などがあります。
「客観的」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。