「しんどみが深い」の意味とは?類語、使い方や例文、対義語を紹介!
若者言葉のひとつ「しんどみが深い」の意味や類語を紹介します。
さらに「しんどみが深い」を使った例文を紹介します。

目次
- 「しんどみが深い」の意味とは?
- 「しんどみが深い」は若者言葉
- 「しんどみ」は「しんどい」
- 客観性がある「しんどみ」
- 「しんどみが深い」の類語や言い換え
- 「しんどみが深い」を使った例文
「しんどみが深い」の意味とは?

「しんどみが深い」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
知らないけれど興味がある人、その言葉は間違った日本語ではないかと感じている人に向けて「しんどみが深い」の意味を紹介します。
「しんどみが深い」は若者言葉

「しんどみが深い」は知っている人は若い人、知らない人は若者とは呼ばれない世代の人と、知っている人と知らない人がハッキリ別れる言葉ではないでしょうか。
若い世代の間で一時的に流行する「若者言葉」は、世代を推し量る上でのリトマス試験紙のような存在になっています。
「しんどみが深い」という言葉もそのひとつです。
「しんどみ」は「しんどい」

「しんどみが深い」の「しんどみ」は、「しんどい」に「み」を加えて「しんどみ」という言葉にしています。
意味は「しんどい」のままですので、「深い」という言葉を付け加える事で、「すごくしんどい」という意味になります。
「しんどい」だけで意味が通じるのに、なぜ「み」を加えるのかという疑問が残ります。
しかし言葉とは時代によって自由に変化するもので、使い手である若者が「その方が使っていてしっくりくる」とか、「使っていて楽しい」という理由があれが、「しんどい」は「しんどみ」に変わります。
客観性がある「しんどみ」

「しんどい」に「み」を付けて、名詞にする事で、感情を客観的に伝える事ができるというメリットもありそうです。
例えばバイトで店長に怒られた時に、「すごいしんどかった」と感想を言うよりも、「しんどみが深い」と言った方が、語り手の客観性を感じます。
「しんどかった」という事を伝えつつ、感情をむき出しにせずに済むというメリットが、「み」を付けて名詞化する事に含まれていることが考えられます。
「しんどみが深い」の類語や言い換え

次に「しんどみが深い」の類語や言い換えられる言葉を紹介します。
同じような若者言葉を見る事で、「しんどみが深い」とはどのような言葉かを理解できるかもしれません。
- 「わかりみが深い」【わかりみがふかい】
- 「つらみがある」【つらみがある】
「わかりみが深い」【わかりみがふかい】
既存の言葉に「み」を付けるタイプの若者言葉のひとつに「わかりみが深い」があります。
「わかる」に「み」を加えて「わかりみ」、さらに「深い」を加えて「わかりみが深い」になります。
「よく理解している」「理解が深い」「よくわかった」などの意味を持つ言葉になります。
「わかりみ」単独で使い、「わかった」「わかる」の代わりに使う事もあります。
「わかる」よりも「わかりみ」の方が、使っていてしっくりくる、さらにテンションが上がる、生々しさが減るなどのメリットがあるようです。
「つらみがある」【つらみがある】
「しんどみが深い」と似た意味の若者言葉に、「つらみがある」があります。
「つらい」に「み」を加えて、「つらみ」さらに「ある」を加えて「つらみがある」となります。
意味は「つらい」となります。
感情的になって「つらい!」と叫ぶよりも、「つらみがある」と言った方が、若者の皮膚感覚に合っているという事が考えられます。
実際に「つらみがある」と口に出したり、タイピングをしてみると、若者以外の人にも意外としっくりくると感じるのではないでしょうか。
「しんどみが深い」を使った例文

「しんどみが深い」は、かなりしんどい場面が訪れた時に使う言葉です。
また「とってもしんどい」…とつぶやくよりも、「しんどみが深い」の方がユーモラスな雰囲気になります。
そこで「しんどみが深い」を使った例文をチェックしてみましょう。
「知らない人が集まる飲み会に参加予定で、『しんどみが深い』」、「好きじゃない人に告白されて『しんどみが深い』」、気持ち悪い動画を観た時に「動画の『しんどみが深すぎて』、気を失いそうになった」となります。
「しんどみが深い」は、若者言葉のひとつです。
「しんどい」に「み」を加えて「しんどみ」だと知れば、意味を理解するのはそれほど難しくないでしょう。