「喪女」の意味とは?類語、使い方や例文、対義語を紹介!
あなたは「喪女」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
インターネットなどで書き込みをしたり、SNSをよく使い方はご存知かもしれませんが、漢字からしてあまりいいイメージはなく、哀しい事が浮かんできそうな言葉ではないでしょうか。
そんなこの言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
さっそく見ていきたいと思います。
目次
- 「喪女」の意味とは?
- 「喪女」とはの類語や言い換え
- 「喪女」の使い方
- 「喪女」を使った例文
- 「喪女」と同じく2ちゃんで使われる言葉
「喪女」の意味とは?
- 「喪女」の読み方や意味
- 「喪女」の定義
「喪女」の読み方や意味
「喪女」は【もじょ・もおんな】と読みます。
「喪女」とは2ちゃんねる用語の一つで《モテない女性》の事を意味し、「モテない女→モ女→喪女」と変化した言葉・表現になります。
『喪』とは、近親者が亡くなった場合、一定期間派手な行動や外出を控え、慎んだ行動をして服す事ですが、「喪女」との関係はというと正直全く何の関係もなく、単純にモテない人を暗い、哀しいといったイメージや印象だと決め付け当て字として使っただけの言葉になります。
「喪女」の定義
「喪女」とは、過去に異性と交際経験のない女性であったり、異性から告白されたり、好意を寄せられた事がない女性の事をいいます。
また考え方がマイナス思考で自虐的な女性の事も指すようです。
そして美意識が低く、身だしなみやファッションなどにも興味がなく、女性としての意識に欠け、歳相応の格好ではない女性も「喪女」に該当します。
また3次元の異性には極度に緊張して震えたり、会話もままならない割に、2次元の、つまりアニメや漫画の世界の異性には周りが驚く程のめり込み、没頭し過ぎて実物大の人形を作ってしまうほど積極的になる傾向もあるようです。
そして最大の特徴に、「喪女」の女性は自分が「喪女」でも気にしないところがあるという事です。
「もしかしたら、私…」と思っても、そのままでいいと思っていますし、どちらかと言えば面倒くさい、周りが悪いと思っている節があります。
「喪女」とはの類語や言い換え
「喪女」の「喪」は「モテない女」の「モ」を略し『モ女』と表されていますので、類語や言い換えはありません。
ですから近い言葉を挙げてみたいと思います。
またインターネットの2たゃんねるを中心とした言葉なので、普段一般的に使われる言葉とは少しニュアンスが違います。
- 「不評」【ふひょう】
- 「不人気」【ふにんき】
- 「受けが悪い」【うけがわるい】
「不評」【ふひょう】
評判が悪く、気に入ってもらえず評価が低い物事、人物などを意味します。
受け入れてもらえず批評が多い事をいいます。
- 「女性には不評だけど、男性には評判がいいのでこれからも売り続けていきたいです。」
- 「不評の理由をしっかりとリサーチをして、改善に努めたい。」
など。
「不人気」【ふにんき】
一般的に受け入れられたり認められる事が少ない物や事柄をいい、人が集まらなかったり、関心を持ってもらえない人物や物事をいいます。
- 「新商品は開発に時間が掛かったのにも関わらず不人気だ。」
- 「同じグループ内でも人気者と不人気者がいるけれど、人間性は関係ない。」
など。
「受けが悪い」【うけがわるい】
受けが悪いとは相手側の受け入れが悪いという事なので、人気がなく他人の心に響かないという意味になります。
- 「男受けが悪い洋服特集なるものがあるが、個人的には好きな物を着ればいいと思う。」
- 「派手なネイルや髪の色、短いスカートは義母受けが悪いのでお薦めしない。」
など。
「喪女」の使い方
元はインターネット用語なので、面と向かって相手に対し使う言葉ではありませんが、時々友人同士の何気ない会話などに出てくる事はあります。
例えば、
A「私これから一生、1人かもしれない。」
B「えー。喪女みたいな事言うね。」
というように、冗談めいたような使い方をされる事はあります。
また自身の事を、「自分はブスだし太ってる上に、ダサいので喪女だ。」と自虐する時にも使います。
ネット内では全く見ず知らずの人から「お前は喪女だろ」や「喪女は黙れ」などと辛辣な言われ方をする事がありますが、顔が見えない分相手も激しい事を言ってきますし、そもそもはネット用語なので罵詈雑言である可能性は高くなります。
また自分で自虐的に"喪女発言"をしていても、実際他人から直接言われると傷付くので、関係性もありますが控えた方がいいでしょう。
「喪女」を使った例文
- 「喪女」の例文1
- 「喪女」の例文2
- 「喪女」の例文3
- 「喪女」の例文4
- 「喪女」の例文5
「喪女」の例文1
「いくら私が頑張ったって、だいたい喪女なんだから叶うわけがない。」
「喪女」の例文2
A「私にも選ぶ権利があるんだよね。もしかしたらヤキモチ妬かれて、事件に発展したりなんかしたら困るし。だから嫉妬深い人は無理なの。」
B「喪女がやかましいわ。」
「喪女」の例文3
A「インスタとかやってる人って本当は、満たされてないと思う。」
B「偉そうに喪女が。文句言う前に自分をどうにかしろ。」
「喪女」の例文4
「喪女だと言われるけど、自分ではこれでいいと思っている。」
「喪女」の例文5
「喪女歴が長いから、飲み会とか誰からも声がかからなくなった。」
「喪女」と同じく2ちゃんで使われる言葉
- 「孤女」【こじょ】
- 「喪男」【もおとこ】
- 「鯛女」【たいじょ】
- 「毒女」【どくじょ】
「孤女」【こじょ】
「孤女」【こじょ】とは、寂しい気もするけれど、基本的にこれから先を独りで生きていく覚悟ができている女性の事を指します。
「孤女」の「孤」は「孤独」の「孤」であり、誰からも必要とされてこなかったし、されていない、だからと言って婚活をする気もないし独りが心地いい、周りに迷惑だけは掛けないでおこうという考え方を持っている女性です。
時々誰かに側に居て欲しいと思ったり、寂しい時があったとしても、基本的には現状維持であり打破する事はありません。
「喪女」の進化版、もしくは「喪女」が成熟したら「孤女」になると考えて下さい。
「喪男」【もおとこ】
「喪男」【もおとこ】とは「喪女」の反対バージョンであり、「モテない男→モ男→喪男」の事を言います。
定義も女性との交際経験がなく、告白された経験もない、女友達がいない、女性経験もないといった殆どが「喪女」と同じような内容になります。
また異性に対してどこか絶望や失望しているところがある男性のようです。
「鯛女」【たいじょ】
基本的には「喪女」と同じ定義ではありますが、「鯛女」の「鯛」は当て字であり、《モテたい》の「たい」になります。
現状はモテず恋人ができた事がなく異性の友達すらいない状態ですが、心の中ではモテたいと思っていますし、恋がしたいと思っています。
また「鯛男」という言葉もあり、これは「鯛女」の反対バージョンになります。
「毒女」【どくじょ】
「独身女性」を省略した「独女」をもじった言葉になります。
ある程度の年齢になっているのに、結婚しておらず独身という事から、こじらせ女子の要素が強いという皮肉も含まれています。
また既婚の女性は「既女」になり、これをもじって「鬼女」と書きます。
「鬼女」はネットなどに悪口や批判を鬼のように書き溜める事が多く、またネットワークも素晴らしいようです。
情報収集に長けているので、そんなところが悪口に拍車がかかる要素の一つになっているのかもしれません。
「喪女」とはモテない女性という言葉ではありますが、ところどころ誰にでも「喪女」の要素はあるのかもしれません。
人は常に感情が一定ではないので、人付き合いを面倒だと感じる時もあるでしょう。
また「喪女」が生まれてこのかたモテた事がないとはいいますが、密かに思われていた事がある可能性は否定できません。
付き合った事がない事や彼氏がいない事と、モテない事は実は別であり、ある人にとっては『高嶺の花』だったかもしれないのです。
あまり卑屈になるよりも、自分らしく過ごす方が《喪が明ける》のではないでしょうか。