「不評」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
映画やコンサートの口コミなどを見ていると「不評」という言葉が使われていることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「不評」の意味
- 「不評」の表現の使い方
- 「不評」を使った例文と意味を解釈
- 「不評」の類語や類義語
「不評」の意味
「不評」の意味は「作品や結果に対する周囲の評価が低いこと」です。
美術や文学、音楽など芸術関係はもちろん、政治や組織の方針など、人から評価を受けるもの全てに対して使われます。
自分では自信を持って考えたものが、周囲の人から見てそれほど良くない、指示するに値しないと思われている時の表現です。
- 「不評」の読み方
- 「不評」の漢字の成り立ち
- 「不評」と「悪評」の違い
「不評」の読み方
「不評」の読み方は、「ふひょう」になります。
難しい漢字ではないので読み書きできる様にしておきましょう。
「不評」の漢字の成り立ち
「不評」の「不」は名詞、形容詞に付き、「でない・しない」「がわるい・がよくない」という否定の意味になります。
「評」は「ひとやものごとの良し悪し、価値などを論じること」という意味です。
これらの漢字が組み合わさり「ひとやものごとの良し悪しや価値を論じたものが良くない」という意味で使われています。
「不評」と「悪評」の違い
「不評」と似た意味の言葉に「悪評」があります。
この2つは微妙に意味が違い、使い分けられています。
「不評」は、「自分が思っていたよりも評判が良くないこと」という意味です。
「たいしたことなかった」「あってもなくてもいい」など、非難する内容でないこともあります。
「悪評」は、「悪い評判を受けること」という意味です。
「酷い」「やるべきではなかった」など、非難する内容のことを言います。
「不評」の表現の使い方
「不評」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 人から受けるものであること
文法的な使い方
「不評」は名詞で、文末に使う時には「不評を買う」と動詞を伴うか、形容動詞として「不評だ・である」と使います。
副詞として使う時には「不評で」になり、形容詞として使う時には「不評な〇〇」になります。
人から受けるものであること
「不評」は、自分がしたことに対して人から良くない評価を受ける時に使います。
そのものごとに関係する人達が持つ個人的な感情なども含まれます。
自分のしたことに対しては使いません。
「不評」を使った例文と意味を解釈
「不評」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「不評」を使った例文1
- 「不評」を使った例文2
「不評」を使った例文1
「イメチェンを狙った新曲は、今までのファンからは不評を買っている」
アイドルのイメチェンを狙って発表した新作は、それまでの路線を指示していたファンから見れば期待外れに思われていることを表しています。
「不評」を使った例文2
「この商品は若い人にデザインが不評だ」
現在の商品が売れない原因は、若い人にとってデザインがオシャレではないからであるという意見です。
「不評」の類語や類義語
「不評」の類語や類義語を紹介します。
- 「鳴かず飛ばず」【なかずとばず】
- 「ぱっとしない」【ぱっとしない】
「鳴かず飛ばず」【なかずとばず】
「何も活躍する場面が無いこと」という意味です。
「ぱっとしない」【ぱっとしない】
「華やかに話題にされることがない」という意味です。
「不評」は「作品や結果に対する周囲の評価が低いこと」という意味です。
人からの評価が期待外れだった時に使いましょう。