「凌ぐ」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
「凌ぐ」の意味と類語を紹介します。
さらに「凌ぐ」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「凌ぐ」の意味とは?
- 「凌ぐ」の類語や言い換え
- 「凌ぐ」を使った例文
- 「凌ぐ」を使った言葉
「凌ぐ」の意味とは?
「凌ぐ」という言葉があります。
「凌ぐ」は「しのぐ」と読みますので、読み方に注意しましょう。
「凌ぐ」には、大きく分けて2つの意味があり、それぞれの言葉の意味は大きく違います。
「凌ぐ」という言葉を理解するために、まずは2つの意味を知りましょう。
- 「相手の力を上回る」【あいてのちからをうわまわる】
- 「忍耐をして切り抜ける」【にんたいをしてきりぬける】
「相手の力を上回る」【あいてのちからをうわまわる】
まず「相手の力を上回る、優位に立つ」という意味があります。
例えば、かつては全く敵わなかったような、強い敵がいる人がいます。
何度戦っても勝てなかった相手ですが、長年の修行の末に、相手の力を上回る実力をつける事ができました。
このような状態を「凌ぐ」といいます。
「敵を凌ぐ」「強い相手を凌ぐ」などと使います。
個人だけでなく、グループや企業にも「凌ぐ」という言葉を使います。
大企業と大きく差をつけられていた小さな企業が、ある製品のヒットをきっかけに、大企業を「凌ぐ」くらい活躍する事があります。
このように、「凌ぐ」には、相手の力を上回るような実力をつける事、その結果優位に立つ状況を表現する意味があります。
「忍耐をして切り抜ける」【にんたいをしてきりぬける】
「凌ぐ」の2つ目の意味が「忍耐をし
て、現在置かれている状況を切り抜ける」という意味です。
例えば「雨を凌ぐ」という場合、大雨が降ってきた状況を、何とか切り抜けるという意味があります。
例えば雨宿りをしたり、コンビニに行って雨が止むのを待ったり、コンビニで安い傘を購入したりして、雨露で体が濡れないようにする行為を「雨を凌ぐ」といいます。
また人生では様々な艱難辛苦が降りかかりますが、このような耐えるのが難しい状況を、何とか乗り越える事を「凌ぐ」と言います。
「耐え凌ぐ」と慣用句的に使う事があるほど、忍耐をして切り抜ける、我慢をして乗り越える様子を「凌ぐ」という言葉を使って表現する事は多いです。
このように、「凌ぐ」には、「相手の力を上回って優位に立つ」という意味と、「我慢をして何とか乗り越える」という意味があります。
2つの意味を知る事で、「凌ぐ」という言葉を使いこなせるようになるかもしれません。
「凌ぐ」の類語や言い換え
「凌ぐ」の意味を知ったところで、「凌ぐ」の類語や、似たような意味の言葉をチェックしてみましょう。
「凌ぐ」には大きく分けて2つの意味がありました。
そのため類語や言い換える言葉の幅も広くなっています。
- 「勝る」【まさる】
- 「我慢する」【がまんする】
「勝る」【まさる】
「凌ぐ」には「相手の実力を上回る」「優位な立場につく」という意味がありました。
その意味に似た言葉として「勝る」という言葉があります。
「勝る」は質や程度が上という意味があり、比べた時に質や程度が上の場合「勝る」という言葉を使います。
「勝つ」「勝利する」など、「勝る」と同じような意味の言葉はたくさんあり、実際に使う機会が多い、とてもメジャーな言葉です。
「我慢する」【がまんする】
「凌ぐ」には「耐えて乗り越える」という意味があります。
「我慢する」という言葉は、「凌ぐ」のこちらの意味と、とても似ている言葉です。
「我慢する」という言葉には、逆境や辛い環境に負けないで、耐え忍ぶという意味があります。
さらに乗り越える事ができれば「凌ぐ」のレベルに達する事ができます。
「凌ぐ」を使った例文
「凌ぐ」を使った例文を紹介します。
「凌ぐ」がどのように文章に組み込まれるか、具体的な例を見てチェックしてみましょう。
「凌ぐ」を自分で文章に入れられるよう、理解を深めてください。
- 「凌ぐ」を使った例文1
- 「凌ぐ」を使った例文2
「凌ぐ」を使った例文1
ビジネスシーンで、「凌ぐ」という言葉を使ってみましょう。
会社員として成功するためには、同期入社のライバルや、数年先を行く先輩たちを、実力や人間力で追い越す必要があります。
このような状況を「凌ぐ」を使って文章にしてみましょう。
「私が入社したばかりの頃は、会社のお荷物と言われていた。先輩はもちろん、同期入社の同僚にも、仕事で全く敵わなかった。しかし地道に努力を続けた結果、先輩を追い抜き、同期を置き去りにして、高いポストに就く事ができた。才能よりも地道な努力により、私はライバルたちを『凌いだ』のだ」という感じです。
先輩や同期入社の同僚たちを追い抜いて、優位な立場に立った、誉れな様子が良く表現できているのではないでしょうか。
「凌ぐ」を使った例文2
「凌ぐ」には「耐えて乗り越える」という意味があります。
例えば経済的に困窮して、食事を満足にとれない時期を乗り越えた人の様子を「飢えを凌ぐ」といいます。
そこで「凌ぐ」を使った例文をチェックして、苦しい時期を耐えて乗り越えた人の様子を見てみましょう。
「事業を始めてしばらく経った時、病気をして経済的に困窮した。毎日の食事も満足に用意できないため、いつも空腹だった。空腹がひどい時は、水を飲んで飢えを『凌いだ』。その後、事業は順調に推移して、食事に困るような事はなくなった」という感じです。
「凌ぐ」を使った言葉
「凌ぐ」という言葉使った、良く用いる慣用句的な言葉があります。
様々な「凌ぐ」を使った言葉を知る事で、ボキャブラリーが増えて、コミュニケーション能力もアップするかもしれません。
- 「現役を凌ぐ」【げんえきをしのぐ】
- 「寒さを凌ぐ」【さむさをしのぐ】
- 「耐え凌ぐ」【たえしのぐ】
「現役を凌ぐ」【げんえきをしのぐ】
スポーツバラエティ番組などを見ていると、かつての名選手が高齢になった今でも、高い実力を維持している事があります。
例えば元プロ野球の投手が、60歳を過ぎても150km近い球速のストレートを投げる事があります。
このような人は「現役選手を『凌ぐ』実力の持ち主」と表現したいケースです。
またプロボクシング選手は一度引退をしても、数年休息をした後で、現役復帰する事があります。
そしてチャンピオンに挑戦して、見事に倒してしまう事があります。
引退する前よりも強くなっている事も多く、「現役を『凌ぐ』活躍」をする事があります。
このような選手が登場する時に「凌ぐ」という言葉を使って、その素晴らしさを称賛する事があります。
「寒さを凌ぐ」【さむさをしのぐ】
例えば登山をしている時に、猛烈な寒さに襲われる事があるかもしれません。
良く言われる事ですが、寒さに負けて眠ってしまうと、危険な状態になるかもしれません。
そこで何とか「寒さを凌ぐ」ために、努力をする事になります。
例えば枯れ木などを集めて火を起こして暖を取ったり、軽く運動をして体を温めたりします。
また服を脱いで裸になり、抱き合う事で「寒さを凌ぐ」事もできるといいます。
このように特別寒い状況を耐えて、何とか乗り切る様子を「寒さを凌ぐ」といいます。
「耐え凌ぐ」【たえしのぐ】
「耐え凌ぐ」という言葉も、「凌ぐ」を使った言葉として代表的かもしれません。
「耐え凌ぐ」という言葉には、先ほどの登山時の寒さのような、直接的に辛い事を乗り越える意味もあります。
また人間関係の良くない職場で仕事を続ける行為も「耐え凌ぐ」と表現されるかもしれません。
経済的に恵まれない状況を、食費や医療費などを節約して乗り切る様子も「耐え凌ぐ」と表現する事ができます。
人生はいつも順調に進むとは限りませんから「耐え凌ぐ」機会は、いつか訪れます。
そのような機会を、いかに乗り越えられるかで、その人の器を測る事もできます。
また「耐え凌ぐ」経験が、その人を大きくする事もあります。
自分が今、恵まれていない困難な状況に置かれていると感じている人は「耐え凌ぐ」という言葉を口に出して、何とか辛い状況を乗り切りましょう。
「凌ぐ」という言葉には、2つの意味があるため、使い方を覚えると一気にボキャブラリーが増えます。
勉強し甲斐がある言葉ですので、ぜひこの機会に「凌ぐ」という言葉の意味を知り、使い方をマスターしましょう。