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「ぶっきらぼう」の意味とは?語源、言い換えや例文、性格や英語を紹介!

「ぶっきらぼう」という言葉を聞くと愛想がない、冷たい、他人行儀、そんなイメージが浮かんできますよね。

ですが実際に「ぶっきらぼう」という言葉はどんな意味や語源を持つ言葉なのでしょうか。

今回は「ぶっきらぼう」という言葉についてさまざまな方面から解説さていただきますね。

ぶっきらぼう

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「ぶっきらぼう」の意味とは?語源、言い換えや例文、性格や英語を紹介!>


目次

  • 「ぶっきらぼう」の意味とは?
  • 「ぶっきらぼう」の類語や言い換え
  • 「ぶっきらぼう」の語源
  • 「ぶっきらぼう」を使った例文や使い方
  • 「ぶっきらぼう」な性格な人はこんな人
  • 「ぶっきらぼう」の英語


「ぶっきらぼう」の意味とは?

「ぶっきらぼう」の意味とは?

「ぶっきらぼう」という言葉はつんけんとした冷たい様子をさす言葉です。

肯定的ではなく否定的な言葉として用いられるようです。

迂闊に人前で「ぶっきらぼう」という言葉を使うと陰口にも取られ兼ねませんから使う場面は気をつけなければなりませんね。



「ぶっきらぼう」の類語や言い換え

「ぶっきらぼう」の類語や言い換え

ぶっきらぼうという言葉が『口の利き方や態度に愛想、愛嬌がない』という意味を持つ言葉だということは分かりましたが「ぶっきらぼう」の類語にはどんな言葉があるのでしょうか?またどう言い換えればいいのでしょうか。

下記にいくつか類語、言い換えとその意味を記載します。

  • 「素っ気ない」【そっけない】
  • 「刺々しい」【とげとげしい】
  • 「乱暴」【らんぼう】
  • 「つっけんどん」

「素っ気ない」【そっけない】

「素っ気ない」は思いやりがない、好意が感じられないという様子を表す言葉です。

「素っ気ない」はぶっきらぼうよりも『相手から自分への思いが感じられない』といったように相手対自分の部分が大きくなる言葉のようです。

また「素っ気ない」は『素っ気(思いやり)』という単語をないで打ち消した表現となります。

ですが現在ではほぼ『素っ気』が単体で使われることはありません。

『素っ気』という言葉自体には好意的、肯定的な意味がありますのでもし日常で『素っ気』を単体で使う場面が来た時は間違いがないように気をつけたいものです。

「刺々しい」【とげとげしい】

「刺々しい」は口の利き方、物の言い方が無愛想で反意的であるさま、また意地悪であるさまを表す言葉です。

「刺々しい」という言葉はぶっきらぼうの愛想、愛嬌がないさまに意地悪なさまが加わっています。

ですからぶっきらぼうよりもより相手を否定する意味合いが強くなっています。

またぶっきらぼうは相手の言動における悪意の有無にまでは触れていませんが、「刺々しい」の場合は相手からの悪意を感じる場合に使うことが多くなります。

「乱暴」【らんぼう】

「乱暴」はやり方、扱い方が荒っぽく雑である、いい加減で粗雑という意味があります。

ぶっきらぼうの言い換えの言葉ではありますが行いが雑であるさまを特に言う表現であり、愛想がないなどの意味合いは持ちません。

またぶっきらぼうは対人の際に用いられる言葉ですが乱暴は対人だけでなく物に対しても用いることができる表現です。

「つっけんどん」

「つっけんどん」は態度や言葉がとげとげしく不親切なさまを表します。

また冷淡なさまを表す言葉でもあります。

ぶっきらぼうが愛想がないさまなどを指す言葉なので「つっけんどん」はぶっきらぼうよりもさらに冷たい言い回しになります。

また文字で「つっけんどん」と表すよりも口語として使われることの方が多いようです。

「つっけんどん」と似た言葉としては「つんけん」「つんつん」などがあります。

「ぶっきらぼう」の語源

「ぶっきらぼう」の語源

ぶっきらぼうは「打ち切り棒」という言葉からきているとされています。

また打ち切り棒がどうして無愛想、無愛嬌という意味を持つようになったかは2つの説があります。

その2つの説を順番にご紹介します。

1つ目の「打ち切り棒」はその名の通り打ち切られた木材を表します。

打ち切り棒は綺麗な木材ではなく乱暴にぶった切った木材のため、綺麗にカンナがけなどが行われた木材に比べて乱雑で質素、愛想がないように見えました。

そのため「打ち切り棒」が無愛想で愛嬌がないさまを指す言葉となりそれが転じ「ぶっきらぼう」になったというのが1つ目の説です。

2つ目の「打ち切り棒」は飴のことをさします。

かつて飴を作る際には大きな水飴の塊を細く長く、丸くし、その棒状になったものを切って小さな飴を作っていました(金太郎飴をイメージしていただけるとわかりやすいと思います)。

その棒状の飴に端から端まで味や形に変化がない様子を愛想がなく素っ気ないと感じ、現在のぶっきらぼうに転じた、というのが2つ目の説です。

どちらも「ぶっきら棒」というだけあって棒が語源となっているようです。

またどちらも素朴なものを見てぶっきらぼうだと感じていたようです。

現在とは少し違った意味合いを感じますね。



「ぶっきらぼう」を使った例文や使い方

「ぶっきらぼう」を使った例文や使い方

普段よく聞いたり使ったりすることの多い「ぶっきらぼう」という言葉ですがこうして語源をたどると意外なところから語源が来ていることが分かりましたね。

今までは「ぶっきらぼう」の意味や類語、語源についてまとめてきましたが次は「ぶっきらぼう」をどのような場面、どのように使うのかを考えていきましょう。

  • 「ぶっきらぼう」の例文1
  • 「ぶっきらぼう」の例文2
  • 「ぶっきらぼう」の例文3

「ぶっきらぼう」の例文1

「ぶっきらぼうな態度でものを言う人だ」

こちらは一般的なぶっきらぼうを使うシーンになります。

ぶっきらぼうは冒頭で説明したように「無愛想、無愛嬌な様子、口の利き方」を表す言葉ですから対象が人であるときは特別他の意味合いを持つことはないでしょう。

「ぶっきらぼう」の例文2

「これだとちょっとぶっきらぼうだからこうした方がいいんじゃない?」

ぶっきらぼうという言葉は一般的に人に向けて使われる言葉ですが、人以外の対象にも使うことができます。

文章を読んでかしこまりすぎていたり、とげとげしさを感じたときなどにぶっきらぼうという言葉を使うことができます。

この時の意味合いは「無愛想、愛嬌がない」というよりは「素っ気がない」という方に近いと思います。

また何かを見たときに全体の印象に向けて使うこともできますね。

この場合は「飾り気がない」などの意味として使う場合が多いでしょう。

「ぶっきらぼう」の例文3

「ぶっきらぼうな反対や一方的な意見には賛成できない」

このぶっきらぼうは一般的に使われているぶっきらぼうの「愛想がない、素っ気ない」とはだいぶ異なる印象を受けますよね。

こちらで使われているぶっきらぼうは「議論をしようともしない」「聞く耳を持たず一方的」などの意味合いがあるように感じますよね。

否定的な意味合いを持っていることには変わりませんがぶっきらぼうという言葉の対象が人ではなく形のないものになることで意味合いや印象がまったく異なることが分かります。

「ぶっきらぼう」な性格な人はこんな人

「ぶっきらぼう」な性格な人はこんな人

ぶっきらぼうな性格は「無愛想で愛嬌がなく、素っ気がない」性格だというのはイメージしやすいと思います。

ですが実際のぶっきらぼうな性格とはどのような性格の人なのでしょうか。

またぶっきらぼうだと言っても実際に冷たく、思いやりがない人物ばかりなのでしょうか。

以下にぶっきらぼうな性格はその人のこんなところから来ている場合があるという例をまとめてみました。

  • じつは不器用なだけ
  • マイペース
  • 自分に自信がない

じつは不器用なだけ

本当はもう少し親切にしたいけれどなれなれしいと思われるのが嫌、愛想よくするのが恥ずかしい、ぶっきらぼうな人の中にはこういった人も多くいます。

不器用な人は基本的にシャイで緊張しやすい性格なのでぶっきらぼうだと思われがちになってしまいます。

また不器用な人は自分でも「今の態度は無愛想で素っ気なかったのでは」と思いつつも改善できない、もしくは改善の仕方がわからないと自分がぶっきらぼうであることに悩んでいる方が多いです。

ですがこのタイプの人は一度打ち解けてみるとぶっきらぼうという印象はどこへやらと驚くほど親切な人ばかりです。

マイペース

もともとマイペースな性格をしているためぶっきらぼうに見えるというケースもあります。

マイペースタイプのぶっきらぼうの人は無意識のうちに周囲の人へぶっきらぼうな態度を取ってしまっているケースが多いです。

本人は自分のペースで物事を運び、自分のやりたい事をやりたいように、言いたいことを言いたいように、としているだけのつもりなのですが、それが周囲の人たちにとっては思いやりに欠ける、愛想がないと感じ取られてしまうようです。

ですが自分の興味があることや気が向いている時には普段のぶっきらぼうという印象から打って変わって親切で思いやりがある行動を起こすこともあります。

自分に自信がない

自分に自信がない人もぶっきらぼうな態度を人にとってしまいがちです。

自分に自信がないので自分の中で「もっと今の所は説明した方がよかったのかな」「今、自分はもっと積極的に動いた方がいいのかな」などと考えることがあっても行動に移せず、周囲の人には素っ気ない、冷たい、という印象を与えてしまうようです。

自分に自信がない人は消極的になってしまいがちなため、その結果ぶっきらぼうな人だと思われてしまうようです。

「ぶっきらぼう」の英語

「ぶっきらぼう」の英語

今までは日本語の「ぶっきらぼう」について解説してきましたが英語ではぶっきらぼうはどのように表現するのでしょうか。

ぶっきらぼうな人は日本、海外に問わずにいるでしょうから簡単に確認しておきましょう。

  • ぶっきらぼうな
  • ぶっきらぼうな口を利く
  • ぶっきらぼうに

ぶっきらぼうな

“curt”“blunt”

ぶっきらぼうな口を利く

“talk bluntly”“be blunt in one’s speech”

ぶっきらぼうに

“curtly”“bluntly”

【例文】“He said bluntly.”(彼はぶっきらぼうに言った)

【例文】“She looks like she is curt.”(彼女はぶっきらぼうに見える)

ぶっきらぼうは主に“curt”“blunt”を使うようです。

またこの2つの表現以外にも「ぶっきらぼうに言った」などであれば“said shortly”という表現を使うこともあるようです。

icon まとめ

以上がぶっきらぼうについての意味、類語、使い道、語源などのまとめになります。

普段からよく使う「ぶっきらぼう」という言葉ですが改めて学んでみると知らなかった事実もいくつかあったのではないでしょうか。

また普段からよく使う言葉であるからこそ意味や類語などを学びよく理解した上で正しく用いるようにしたいですよね。

「ぶっきらぼう」という言葉は基本的に否定的な意味合いを持ちますのでみなさんも使うときはご注意下さいね。