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「オナシャス」の意味とは?若者言葉?例文、由来を紹介。

「オナシャス」という言葉。

ここ最近よく目にする言葉の一つです。

存在は知っていても実際使っている人や、その語源を知っている人はまだまだ多くありません。

近年よく「ネットスラング」という単語が世に出回るようになりましたが、「オナシャス」もそのうちのひとつです。

便利な言葉ですが、よく元ネタや意味を知らないうちに誤用してしまうと思わぬ行き違いになっていまうことも…。

正しく、楽しく使えるように意味を理解しておきましょう。

オナシャス

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「オナシャス」の意味とは?若者言葉?例文、由来を紹介。>


目次

  • 「オナシャス」の意味とは?
  • オナシャスを使った例文
  • オナシャスとオネシャスの違い
  • オナシャスの関連用語
  • オナシャスを使うキャラ
  • オナシャスは場所をわきまえて使おう


「オナシャス」の意味とは?

「オナシャス」とは冒頭で述べたように、ネットスラングの一つです。

例えば、テレビなどで不良ややる気のない店員の物真似として「あざーす」という挨拶をしているのを聞いたことはありませんか?「あざーす」とは「ありがとうございます」というお礼の言葉ですが、それを崩して変化させたものです。

乱雑で軽口をたたくようにわざと崩して言うことで、いい加減な雰囲気を表現しています。

他にも似たような言葉として、「しゃっせー(いらっしゃいませ)」もよく耳にしますが、「オナシャス」も変化系の単語です。

元の言葉は「お願いします」です。

「お願いします」から「おねげーします」、さらに「おねーしゃっす」、そして「オナシャス」という具合に、いろいろな言い方がありますが、最終的に現在では「オナシャス」で定着しています。

これには他にも裏話があり、同じような崩した言葉として「オネシャス」もあります。

このような崩した言葉は、「不良ややる気のない店員の物まね」などと取り上げられるネタ言葉ですので、耳触りがあまりよくないと感じる人も多く存在します。

  • 「オナシャス」の使い方
  • オナシャスの意味

「オナシャス」の使い方

使い方はシンプルで、誰かに何かをお願いしたいときに「お願いします」の代わりとして使います。

「オナシャス」だけでも良いですし、お願いしたいことの後に付け加えても良いです。

ただし、目上の方に使うと失礼にあたります。

「お願いします」を崩した正しくない日本語であることに加え、お願いというよりも「よろしく〜」というニュアンスが強いためです。

使う相手はきちんと見極めて、冗談が通じる気心の知れた相手や、ネットスラングが通じる相手にとどめておいた方が良いでしょう。

オナシャスの意味

「オナシャス」「お願いします」を崩し変化させた言葉と先述しましたが、そもそも何故「あざーっす」と違ってわざわざ取り上げられることの多い言葉なのでしょうか。

それには、あまり表には公にできない特殊な元ネタがあるのです。

10年ほど前にネットユーザーの間で話題になったとある成人向けビデオのセリフが元ネタなのです。

そのビデオはあまりにもネタ要素が強いうえにマニアックな内容で、その一部始終を面白おかしく編集した動画なども出回って一部ネットユーザー間で流行しました。

そのビデオの登場人物が「免許証返してください。お願いします」と発言するシーンがあるのですが、その時の怯えた演技もあいまって、視聴者には「オナシャス!」としか聞こえませんでした。

物真似やネタとして、「〇〇してください。オナシャス!」といったように定型文のように使う人が増え、それがだんだんとSNSにも浸透していきました。

ただしこの元ネタを知らずに使っている人も多数います。

特に現在流行しているTwitterやインスタグラムなどのSNSを主に利用している若者の間で、正しい元ネタを知っている人はごく少数と考えられます。

そのくらいマニアックなジャンルのビデオであり、あまり得意げになって話すのはおすすめしません。



オナシャスを使った例文

  • 「オナシャス」の例文1
  • 「オナシャス」の例文2

「オナシャス」の例文1

「感想聞かせて!オナシャス!」

まずお願いしたいことを先に伝えてから、最後に「オナシャス」を付け加えます。

「オナシャス」は文章の間に入れ込む語句というよりは、独立させて決め台詞のように言うのが正しい使い方です。

「お願いします」よりもだいぶ砕けた表現となりますので、友達に軽いお願いをするときや、あまり重苦しい雰囲気にしたくないときに使いましょう。

この場合、もっと縮めて「感想オナシャス!」でも通じます。

その方がもっとネットユーザーらしさ、ネットスラングらしさが出ます。

「オナシャス」の例文2

「オナシャス!」

この単語だけでも会話ができます。

例えば誰かに「飲み物いる?」と聞かれたとき。

「お願いします」と言う代わりの返事として「オナシャス!」が使えます。

また、「オナシャス」には軽い謝罪の意味も含んでいるため「悪いねー」という返事としても「オナシャス」がぴったりです。

「コピーしとくよ」「オナシャス!(悪いね、よろしく!)」という具合です。

ただしこの返事は「オナシャス」が通じる相手であることと、敬語を使わなくても怒らない相手という前提です。

オナシャスとオネシャスの違い

ここまで「オナシャス」について説明しましたが、実は「オナシャス」「オネシャス」でもあるのです。

元ネタを辿ると「オナシャス」「お願いします」の変化系であり、成人向けビデオの一面で発言された「お願いしますの聞き間違い」で生まれた言葉です。

しかし、「オネシャス」という発音のほうがより「お願いします」に近いため、「オナシャス」が登場するよりも前から使っていた人が一部存在しました。

体育会系の、大きな声で短く挨拶をする人が覚えがあるのではないでしょうか。

「〜っす」という風に丁寧語や敬語を崩して話す傾向のある方は、「あざっす」同様、「お願いします」「オネシャス!」もしくは「オネーシャッス!」と使いがちです。

つまり、「オナシャス」「オネシャス」と使ったとして、元ネタを知っている人からすればは間違いだと指摘したくなる言葉かもしれませんが、意味は通じますし間違いではありません。



オナシャスの関連用語

「オナシャス」が、「お願いします」を崩した言葉だということはご理解いただけたでしょう。

それにちなんで、同じく崩した変化系の言葉を2つご紹介します。

  • あざーす
  • あとーんす

あざーす

「ありがとうございます」を崩し、変化させた語句です。

若者だけでなく、中年の方でも耳にしたり実際に使っていた人は多く、「オネシャス」よりも深い歴史があります。

使い方や使っても良いとされる相手は「オナシャス」と同じです。

TPOを考えないと、いい加減なお礼を言う人だと勘違いされてしまいます。

ドラマやアニメなどでも、このセリフを使う登場人物は、やる気がなさそうに見える設定ばかりです。

逆に友達間や後輩などフランクに会話をしたい相手には、重苦しくない明るい雰囲気でお礼できるため、相手を限定して積極的に使っていきたい表現です。

あとーんす

別の言葉に聞こえますが、これも「ありがとうございます」を崩した言葉です。

よく見ると、「ありがとうございます」に含まれるひらがながメインで構成されており、「ありがとうございます」を短縮しています。

語感や使い勝手の良さも魅力ですが、この言葉はとある漫画の主人公の口癖で使われており、それがきっかけで流行した言葉でもあります。

若者を中心にSNSなどで使われています。

いつの時代も、漫画やアニメのセリフは物真似をきっかけに流行するものです。

「あざーす」とはうってかわって流行した背景を鑑みると、より若者らしい略語ともいえます。

オナシャスを使うキャラ

一時期は、激しい動きと巧みな話術で人気だったゆるキャラの「ふなっしー」が使っている印象がありましたが、現在SNSで「オナシャス」が広がり始めてからはLINEのスタンプでも多用されるセリフとなりました。

たくさんのLINEスタンプが出回っていますが、クリエイターズスタンプ・公式スタンプ問わずイラストと一緒に、LINEのやり取りで使えそうな「わかった」「ありがとう」という返事のひとつとして「オナシャス」の単語が描かれています。

決まったキャラが使うよりも、一般的な言葉として浸透してきています。

オナシャスは場所をわきまえて使おう

語源が成人向けビデオのセリフの聞き間違いだと知って驚いた人も多いでしょう。

極端に言えば下ネタが元ネタとなっているわけで、いまやネットで「オナシャス」と検索すれば簡単にその情報が結果として表示されるようになっています。

その場面の動画もアップされているようです。

あまり深く考えずにどこでもここでも「オナシャス」と使っていると、「元ネタは下ネタだよね…」と白い目で見られかねません。

ネットスラングを使っても問題ない相手や、そういった言葉が日常的に使われているネット掲示板など限定的な場所で使う方が好ましいでしょう。

俗にいう、「身内」というものですね。

気心の知れた仲間同士で作ったコミュニティ内で使用するのが理想です。

ただでさえ日本語を元の形から崩した言葉ですので、いい加減な印象を与えフランクさを感じさせます。

間違っても職場の上司や取引先には使わないようにしたいものです。

icon まとめ

近年、様々な若者言葉やネットスラングが生まれています。

そのほとんどが世界のどこかにいる見知らぬ誰かが作り出した言葉で、はっきりと意味が固定されていないものも数多く存在します。

「オナシャス」だけでなく他の言葉も、語源や使いどころについて正しく理解し、変わりゆくコミュニケーションに順応していきましょう。