「ギリギリ」の意味とは!類語や例文
皆さんの中には、「ギリギリ」という言葉を色々なシチュエーションの中で、使ったことがある人もたくさんいらっしゃるかと思います。
この言葉は、擬音語のように思えるのですが、漢字で書くと「限り限り」と書くことができます。
今回はそんな「ギリギリ」について説明をしていくことにしましょう。
目次
- 「ギリギリ」とは?意味
- 「ギリギリ」の表現の使い方
- 「ギリギリ」を使った例文と意味を解釈
- 「ギリギリ」の類語や類義語
「ギリギリ」とは?意味
日常生活の会話の中でもよく出てくる「ギリギリ」とは、「限界に近くなっている状況」や「限度スレスレで余裕がないこと」というような意味がある言葉です。
冒頭に触れた「限り限り」という表記を知ると、言葉の意味も理解することができます。
「ギリギリ」の表現の使い方
「ギリギリ」は「限界近くの状況にあり、ほとんどスレスレの状態」という意味があることから、全く余裕のない状態を表現する時に使われます。
「学校にギリギリで間に合い、遅刻せずに済んだ」というような使い方ができます。
「ギリギリ」を使った例文と意味を解釈
では、「ギリギリ」を使った例文を見ながら具体的な活用シーンをイメージしていくことにします。
- 「ギリギリ」を使った例文1
- 「ギリギリ」を使った例文2
「ギリギリ」を使った例文1
「この数年、経済的にはギリギリの状態で成り立っている環境なので、抜本的な政策を再構築する必要がある」
経済的に「ギリギリ」の状態にある国では、国民の生活も不安定で治安も良くありません。
経済を活性化させるためには、民間の力や企業の自助努力も必要なのですが、時の政府が経済に活力を与える政策を打ち出さないと、この状況から脱げ出すことは難しいでしょう。
「ギリギリ」を使った例文2
「この指値はギリギリ許容できる金額だ。
これを下回ると、ウチは赤字化となり、仕事を受けることができない」
この例文は企業間の価格交渉の場面のようです。
企業は利益を生み出すことが求められますが、取引先とはまさに価格交渉で攻めきあっていることがよくあります。
契約が流れると事業が続けられなくなりますし、赤字になると経営を圧迫することになってしまいます。
そのために「ギリギリ」の線での価格交渉が大きな山場となることも、珍しくはありません。
「ギリギリ」の類語や類義語
ここで「ギリギリ」を他の言葉で置き換えるとするなら、どんな言葉が使えるのかを見ていくことにします。
- 「間一髪」【かんいっぱつ】
- 「あと一歩のところ」【あといっぽのところ】
「間一髪」【かんいっぱつ】
「間一髪」が「ギリギリ」の言い換え表現として活用することができます。
「極めて差し迫った状態にあること」、「紙一重で踏みとどまること」というような意味があります。
「あと一歩のところ」【あといっぽのところ】
「あと一歩のところ」も「ギリギリ」に近い解釈ができる言い回しです。
「ほんの一瞬の手前にいること」というようなニュアンスを持っています。
まさに危ない直前で止まることができている緊迫感が伝わってきます。
「ギリギリ」という言葉は身近な環境で、よく耳にするだけに、実際にこんな場面に総合すると、冷や汗をかくことでしょう。
できれば何事にもゆとりを持って臨みたいものです。