「バッタ屋」の意味とは!類語や例文!
この「バッタ屋」という言葉は、勘違いされている場合があるので、ここで正しい意味を覚えておきましょう。
目次
- 「バッタ屋」とは?
- 「バッタ屋」の表現の使い方
- 「バッタ屋」を使った例文と意味を解釈
- 「バッタ屋」の類語や類義語
「バッタ屋」とは?
「バッタ屋」とは、他のお店の不良在庫を安く引き取って、格安で販売するお店のことです。
「不良在庫」は不良品という意味ではなく、「売れ残り」という意味合いで使う言葉で、そのような他のお店で売れずに残ってしまった物次第で品揃えが大きく変わります。
よって、バッタ屋で販売されているものは不良品や中古品という訳ではなく、一応新品という形になりますが、一昨年前のモデルだったり、物によってはもっと古い物だということが多くなっています。
語源については諸説ありますが、価格は度倍しでバッタバッタ(次から次へ)と売りさばくという意味だという説が有力とされています。
「バッタ屋」の表現の使い方
「バッタ屋」の表現の使い方を紹介します。
冒頭に「勘違いされることがある」と書きましたが、それは、いわゆる偽物のことを「バッタ品」と呼ぶことがある為です。
そこから、偽物を売っているお店という意味で捉えてしまいがちですが、決してそういった意味ではありません。
尚、その「バッタ品」も偽物という意味だけでなく、バッタ屋で買った物だと使うこともできる言葉で、それについて更に聞いてみないとどちらのことなのかの区別が難しい場合があります。
バッタ屋では、よく衣類が販売されています。
1年前や2年前のものでも特に問題がなく、流行りこそあるものの、着られなくなる訳ではないという点から、いつの売れ残りでもそれなりの需要があるからです。
「バッタ屋」を使った例文と意味を解釈
「バッタ屋」を使った例文と、その意味の解釈になります。
現在ではこのようなスタイルで何店舗も構えているチェーン店も存在しています。
- 「バッタ屋」を使った例文1
- 「バッタ屋」を使った例文2
「バッタ屋」を使った例文1
「バッタ屋でとても安くいい物が見付かった」
バッタ屋で売られているのはどこかのお店の売れ残りですが、自分にとってそれがちょうどよければ、とてもお得に購入できるでしょう。
品揃えがしょっちょう変わるので、近くにそのようなお店があれば、定期的に見に行くのも面白そうです。
「バッタ屋」を使った例文2
「バッタ屋で買った食品だけに、早く消費してしまおう」
比較的賞味期限の長い缶詰などの食品もバッタ屋で扱っていることがあります。
一般の店舗ではその期限がある程度近付くと店頭には出せなくなると言われていますが、バッタ屋ではあと2日というくらいまで平気で販売を続けています。
もちろん価格も捨て値と言っていいほどなので、すぐに消費してしまうのであれば大変お得だと言えるかも知れません。
「バッタ屋」の類語や類義語
「バッタ屋」の類語や類義語を紹介します。
同じ意味とはなりませんが、このように呼ばれることも多いです。
- 「安売り店」【やすうりてん】
「安売り店」【やすうりてん】
「バッタ屋」では、先のように偽物を扱っていると思われてしまうことがある為、こちらで言い換えられることが増えています。
バッタ屋のロジック(売れ残り品を買い付ける)ではなく、きちんとしたルートで仕入れて安売りしているお店も含まれる言葉なので、一緒の意味という訳ではありません。
「バッタ屋」と聞くと、いい響きがないかも知れませんが、思わぬいい買い物ができる可能性も大いにあると考えていいでしょう。