「逆ギレ」とは!意味や使い方!類語や言い換えを解釈
ネット上や日常会話で「逆ギレ」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「逆ギレ」の意味
- 「逆ギレ」の表現の使い方
- 「逆ギレ」を使った例文と意味を解釈
- 「逆ギレ」の類語や言い換え
「逆ギレ」の意味
「逆ギレ」の意味は以下の2つです。
1つ目は「本来怒られるべき立場の人が、逆に怒り出すこと」という意味です。
トラブルが起きた時に、その原因であり本来怒られて当然の人が、「自分のせいではない、この様な流れを作った他の人やものが悪い」などと責任を転嫁して怒り始めることを言います。
2つ目は、「怒られたことに対して怒り出したり、怒っている様子を見せること」という意味です。
問題がおきて、自分が悪いと自覚していながら、人から怒られたり追及されたことに対して「うるさい、わかっている」「なんでそんなに怒るんだ」と怒り返したり、反抗的な態度を取ることを言います。
- 「逆ギレ」の読み方
- 「逆ギレ」の由来
「逆ギレ」の読み方
「逆ギレ」の読み方は「ぎゃくぎれ」になります。
スラングですのでこのまま覚えてしまいましょう。
「逆ギレ」の由来
「逆ギレ」は、テレビ番組「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」の中で、お笑い芸人「松本人志」氏が使い始めたことがきっかけです。
「ギレ」は動詞「切れる」を名詞化した言葉で、「突然かっとなって怒り出す」という意味です。
「怒られて逆にかっとなって怒り出す人」という意味で「逆ギレ」と使う様になりました。
「逆ギレ」の表現の使い方
「逆ギレ」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 相手が怒っている時に使う
文法的な使い方
「逆ギレ」は名詞であり、文末に使う時には動詞を伴って「逆ギレする・した」となります。
「逆ギレだ・である」と使うこともあり、受け身形として「逆ギレされる・された」とも使います。
相手が怒っている時に使う
「逆ギレ」は、相手が怒っている或いは怒りだしそうな時に、自分が逆に怒りだすことで相手の出鼻をくじく目的があります。
最近では相手に関係なく、本人が怒る時に使われていますが、こちらは誤用になります。
「逆ギレ」を使った例文と意味を解釈
「逆ギレ」の例文意味を解釈します。
- 「逆ギレ」を使った例文1
- 「逆ギレ」を使った例文2
「逆ギレ」を使った例文1
「浮気したのは彼女なのに逆ギレされた」
浮気をしたのは彼女なのに、問い詰めたら「しつこい」と怒りだしたことを表しています。
「逆ギレ」を使った例文2
「彼はミスを怒られて逆ギレした」
ミスを上司から怒られて「わざとじゃない」と反対に怒り返したことを表しています。
「逆ギレ」の類語や言い換え
「逆ギレ」の類語や言い換えを紹介します。
- 「開き直り」【ひらきなおり】
- 「窮鼠猫を噛む」【きゅうそねこをかむ】
「開き直り」【ひらきなおり】
「これまで控え目だった態度が、急に居直ってふてぶてしくなること」という意味です。
「窮鼠猫を噛む」【きゅうそねこをかむ】
「弱い者が逃げられないところまで追い込まれた時に、強い者に必死で反撃して痛手を負わすこと」という意味で、「追い詰められたネズミが猫に噛みつくこと」に由来しています。
「逆ギレ」は「本来怒られるべき立場の人が、逆に怒り出すこと」「怒られたことに対して怒り出したり、怒っている様子を見せること」という意味があります。
立場が逆になり怒っている人に使いましょう。