「DQN(ドキュン)車」とは?「DQN御用達車」と「痛車」との違いについても詳しく解説!
この「ドキュン車」と呼ばれる車には、違法改造車も多く見られます。
目次
- 「ドキュン車」とは?
- 「DQN御用達車」と「ドキュン車」は同じ意味?
- 「ドキュン車」の表現の使われ方
- 「ドキュン車」と「痛車」の違い
「ドキュン車」とは?
「ドキュン車」とは、「DQN車」とも表現され、普通には考えられない改造がしてある車のことです。
例えば、巨大なウイングが付いていたり、車輪が車幅からはみ出していたり、排気音がものすごかったり、フロントがまるでショベルカーのようになっているような車がこの「ドキュン車」と表現されます。
そのような状態ではとても車検を通ることはできない為、極端な車両は一度きちんとした状態で通過した後にそのようにした「違法改造」になります。
車検ギリギリの範囲での改造だということもありますが、「ドキュン車」と表現するのは一般にはその範囲を逸脱している改造車のことです。
「DQN御用達車」と「ドキュン車」は同じ意味?
「DQN御用達車」と「ドキュン車」は、少し意味が異なります。
「ドキュン車」は先のような改造車のことですが、「DQN御用達車」は「柄の悪い人間がいかにも好みそうな車」のことになります。
決してそのような車自体が悪い訳ではありませんが、何故かそういったイメージが付いてしまうことがあり、バイクで言えば、カワサキがそのようなメーカーだと言われているのは有名な話です。
「DQN御用達車」はメーカーではなく車種で指定されており、具体的には一昔前では日産のグロリアやシルビア、トヨタのチェイサーなどで、現在ではトヨタのアルファードがその筆頭だと言われています。
繰り返しますが、決してこれらの車種が悪いという訳ではありません。
「ドキュン車」の表現の使われ方
「ドキュン車」は、見た目や音による威圧感があるだけではなく、きちんとした車両の迷惑になることも少なくありません。
駐車場で規定の枠内に駐車できなかったり、音がうるさい車は走っているだけで迷惑そのものです。
その為、「あのドキュン車、馬鹿じゃないのか」などと悪く呼ばれる使い方になることがほとんどだと考えて構いません。
「ドキュン車」と「痛車」の違い
「痛車」(いたしゃ)とは、アニメやゲームのいわゆる「萌えキャラ」と呼ばれる女性キャラクターがペイントされた車の総称で、これも改造の1つに入りますが、パーツなどを加えている訳ではないので車検的に何も問題はありません。
多くはその車の持ち主が好きなキャラクターをペイントしたものすが、一般の人からは好奇の目で見られてしまうかも知れません。
尚、イタリアの車を「イタ車」と呼ぶことがある為、発音だけではそちらと間違えられることがあります。
「ドキュン車」はその多くが違法車両と言えるので、決してそのような改造は行うべきではありません。
本人はそれで格好がいいと思っているのかも知れませんが、馬鹿なことをしていると思われていることに早く気付くべきでしょう。