「言わなくても分かる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「言わなくても分かる」という表現は「あなたとは長い付き合いなので、言わなくても分かります」などの文章で使われますが、「言わなくても分かる」にはどのような意味があるのでしょうか?
「言わなくても分かる」という表現の「意味・読み方・使い方・例文と解釈・類義語」について、詳しく解説していきます。
目次
- 「言わなくても分かる」の意味
- 「言わなくても分かる」の表現の使い方
- 「言わなくても分かる」を使った例文と意味を解釈
- 「言わなくても分かる」の類語や類義語
「言わなくても分かる」の意味
「言わなくても分かる」という表現は、「はっきりと言葉にして発言しなくても、相手の言いたいことや気持ちなどを理解することができる」ということを意味しています。
「言わなくても分かる」というのは、「親しい関係(長い付き合い)を前提にして、言葉にして伝えなくても言いたい内容(今の気持ち)については分かること」を意味している表現なのです。
- 「言わなくても分かる」の読み方
「言わなくても分かる」の読み方
「言わなくても分かる」の読み方は、「いわなくてもわかる」になります。
「言わなくても分かる」の表現の使い方
「言わなくても分かる」の表現の使い方を紹介します。
「言わなくても分かる」の表現の使い方は、「親しい付き合い(長期の親密な関係)などがあって、相手がはっきりと言葉にして伝えなくても言いたい事柄を察することができる時」に使うという使い方になります。
「言わなくても分かる」を使った例文と意味を解釈
「言わなくても分かる」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「言わなくても分かる」を使った例文1
- 「言わなくても分かる」を使った例文2
「言わなくても分かる」を使った例文1
「私はシリアスな顔をして困っている様子の親友に対して、言わなくても分かるとだけ伝えて協力することを決めました」
この「言わなくても分かる」を使った例文は、「いちいち悩みを言葉にしなくても理解できるからとだけ伝えて」という意味を持つ文脈で、「言わなくても分かる」という表現を使用しています。
「言わなくても分かる」を使った例文2
「夫は言わなくても分かるといつも言うのですが、私はきちんと言葉に出して感謝の気持ちを伝えてほしかったのです」
この「言わなくても分かる」を使った例文は、「言わなくても分かる」という表現を、「夫はわざわざ言葉にして伝えなくても(以心伝心で)分かる」という意味合いで使っています。
「言わなくても分かる」の類語や類義語
「言わなくても分かる」の類語や類義語を紹介します。
- 「以心伝心」【いしんでんしん】
- 「阿吽の呼吸」【あうんのこきゅう】
「以心伝心」【いしんでんしん】
「以心伝心」という四字熟語の表現は、「言葉・文字を使わなくても、お互いの心と心だけで意思疎通できるということ」を意味しています。
この意味から、「以心伝心」という四字熟語を、言葉にしなくても言いたい趣旨が伝わることを示す「言わなくても分かる」と似た意味を持つ類語(シソーラス)として解釈できます。
「阿吽の呼吸」【あうんのこきゅう】
「阿吽の呼吸」という慣用句の表現は、「二人以上で一緒に物事を行う場合に、言葉にせずともお互いの微妙な意図(考え)・気持ちがぴたりと一致するさま」を意味しています。
「阿吽の呼吸」の「阿吽」とは仏教用語の真言で、宇宙の始まりと終わりを象徴しています。
「阿(あ)」とは口を開いて最初に発する音、「吽(うん)」とは口を閉じた時の最後の音を意味しているのです。
その意味合いから、「言わなくても分かる」と類似の意味を持つ類義語として、「阿吽の呼吸」を指摘できます。
この記事で解説した「言わなくても分かる」の表現には、「言葉にして伝えなくても、相手の言いたいことや気持ちを察することができる」などの意味があります。
「言わなくても分かる」の類語・類義語として、「以心伝心」「阿吽の呼吸」などがあります。
「言わなくても分かる」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。