「気障」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「気障」の意味

「気障」という表現は、「服装・態度・言動などが気どっていて、相手に嫌な感じを与えること」を意味しています。

「気障」の表現には、「心配になって気がかりなさま」という古語的な意味合いもあります。

「気障」の語源は「気障り(きざわり)」という言葉にあり、元々は「心配すること・気がかりなさま」を意味していました。

その「気障」の意味が転じて、「気に障って相手の外見や言動が不愉快に感じる」の意味が生まれたのです。

• 「気障」の読み方

「気障」の読み方

「気障」の読み方は、「きざ」になります。

「気障」の表現の使い方

「気障」の表現の使い方を紹介します。

「気障」の表現の使い方は、「男性の服装(外見)・言動(話し方)・態度・雰囲気が気取っていて、不快感や反感を感じさせる場合」に使うという使い方になります。

遊郭の「男性に対する言葉」が語源になっている「気障」という言葉は、基本的に「男性」だけにしか使われません。

例えば、「あの男は外見ばかり着飾って、女性に対していちいち気障なしゃべり方をしているのが癪(しゃく)なのです」といった文章で使用することができます。

「気障」を使った例文と意味を解釈

「気障」を使った例文とその意味を解釈していきます。

• 「気障」を使った例文1
• 「気障」を使った例文2

「気障」を使った例文1

「気障な奴ほど女にもてたりもするから、女性の多くは男性の内面や人柄を深く見てくれないのかもしれません」

この「気障」を使った例文は、「気障」という表現を、「見かけや言動、態度で格好つけている嫌味な男ほど女にもてたりもするから」という意味を持つ文脈で使用しています。

「気障」を使った例文2

「誰が見ても容姿端麗で華やかな芸能人だからこそ、気障な言葉やポーズが見事に決まるのです」

この「気障」を使った例文は、「気取って格好つけた言葉やポーズが」という意味合いで、「気障」という表現を使っています。

「気障」の類語や類義語

「気障」の類語や類義語を紹介します。

• 「ナルシスト」【なるしすと】
• 「伊達」【だて】

「ナルシスト」【なるしすと】

「ナルシスト」という表現は、「外見・服装・態度・言動などで格好つけたがる自分のことが大好きな自己愛者(自己陶酔者)」を意味しています。

その意味合いから、「服装・態度・言動などが気取っていて嫌味なさま」を示す「気障」とよく似た類語(シソーラス)として、「ナルシスト」という表現を指摘することができます。

「伊達」【だて】

「伊達」という言葉は、「見栄を張って、目立つ服装やしゃれた格好、派手な言動をするさま」を意味しています。

この意味から、「伊達」という表現を、「服装・言動・態度などで格好つけて気取っているさま」を示す「気障」と近しい意味合いを持つ類義語として考えることができます。