スラングの「バップ」の意味とは?麻雀の罰符(バップ)音楽用語でも解説
私達が普段から使っている言葉の中には、色々なカタカナ語があります。
その中で「バップ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
この言葉は、色々な意味を持っており、異なるシチュエーションで使われています。
そこで今回は、この「バップ」についてそれらの意味や使い方を見ていくことにします。
目次
- スラングの「バップ」とは?意味
- 「バップ」の表現の使い方
- 「バップ」を使った例文と意味を解釈
- 麻雀用語の「バップ」の解説
- 音楽のジャンルの「バップ」の解説
スラングの「バップ」とは?意味
「バップ」はスラングの1つでもあるのですが、「ダメ」や「止めろ」という意味があります。
スラングとしての「バップ」は、80年代の不良少年達が使っていましたが、今でも若い世代の人達の言葉として残っています。
「バップ」は“bad play”が略された言葉として知られており、訳すと「悪い行い」ということになります。
「バップ」の表現の使い方
“bad play”を語源とする「バップ」なので「悪いことする」という意味で使われる他に「止めておけ」とそのような行為をダメ出し的に言う時にも使われます。
「バップ」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「バップ」を使った例文を見ていくことにしましょう。
- 「バップ」を使った例文1
- 「バップ」を使った例文2
「バップ」を使った例文1
「せっかくアポを取ったのに、すでに別の予定が入っていたことを思い出して、バップを恐れずにお詫びをした」
営業で訪問のアポを入れたのですが、後からダブルブッキングしていることが分かりあたふた。
しかし、ここですぐにお詫びとアポの取り直しをしておかないと、面倒なことになります。
「バップ」されることもあるのですが、ここは素直に謝ることが必要です。
「バップ」を使った例文2
「合コンに思いっきり遅れたために、バップとして駆けつけイッキ飲み3杯で許してもらった」
今ではこんな飲み方は流行りませんが、合コンを主催した本人がいきなり遅刻したのでは、話になりません。
そこで「バップ」として、駆けつけ3杯のお酒のイッキ飲みで許してもらえたのです。
麻雀用語の「バップ」の解説
「バップ」の語源には、“bad play”の他に「罰符」から来ているという説もあります。
「罰符」は麻雀用語の1つで、「ルール違反をした時に支払う点数」という意味で、俗に言う「チョンボをしたプレイヤーに対する罰則のこと」です。
「バップ」は、局の流れに大きな妨げをする反則の罰則で、かなりの代償を払わなければなりません。
音楽のジャンルの「バップ」の解説
音楽のジャンルでも「バップ」という言葉があるのですが、英語では“bop”と表記されています。
この“bop”=「バップ」はジャズのジャンルの1つで、この分野でスウイングジャズがマンネリ化してきたことから、ライヴハウスが終わった後に、ジャムセッションとして発展してきたと言われています。
多くのカタカナ語がある中で、「バップ」のようにこれだけ色々な解釈がある言葉も珍しいのではないかと思います。
それだけに、使い方にもバリエーションがあり、とても楽しくなるので、改めてこのような言葉の使い方を見つめ直して見るのもいいでしょう。