「ラジャー」とは?成り立ちまで詳しく解説!
この「ラジャー」は、今では気軽に使われていますが、元は無線から生まれた言葉です。
目次
- 「ラジャー」とは?
- 「ラジャー」の表現の使い方
- 「ラジャー」の類語や言い換え
「ラジャー」とは?
「ラジャー」は、「了解した」という意味で使われている言葉で、元の英語では“roger”と表記されます。
そちらでも意味は一緒ですが、元々そのような言葉が存在していた訳ではなく、無線通信で相手の言ったことが「分かった」という意味で“received”と発音する代わりとして作られた言葉です。
無線通信と言っても、現在の携帯電話ようなものではなく、片方ずつ交互に話すという仕組みのトランシーバーなどでは、電波の品質から不明瞭な会話になってしまうことも多いです。
「分かった」と使う“received”がきちんと聞こえないと、伝えた方はまた同じことを言わなくてはいけなくなってしまい、とても非効率なことから、その代わりに短く、聞きやすいこの“roger”が“received”の意味で使われるようになりました。
これがこの言葉の成り立ちです。
「ラジャー」の表現の使い方
何故“received”が“roger”になったのかと言えば、同じ「r」から始まり、発音が聞き取りやすい言葉だからだと言われています。
片方ずつ交互に話す形の通信では、これで「会話は終わり」という時には“over”と伝えます。
それと同様の短い表現で、まず聞き間違えることがない発音なことから、最初は軍用無線で使われるようになり、それが一般にも浸透したと言われています。
「ラジャー」の類語や言い換え
「ラジャー」は、以下の言葉で言い換えることができます。
- 「承知した」【しょうちした】
- 「オーケー」【おーけー】
「承知した」【しょうちした】
先の「了解した」と同じく、こちらも意味になると共に言い換えにも使えます。
「オーケー」【おーけー】
言ってしまえば、「ラジャー」はこの言葉で充分に代用できます。
これらは特に使い分けをする必要はなく、どれも少し砕けた「分かった」という表現になります。
「ラジャー」は、元は無線用語だったものが一般にも用いられるようになった言葉で、今では特に若者が好んで使っています。