「クソバイオ」とは?「バイオ株」も詳しく解釈
株の銘柄は、対象の会社の業種別に分類されており、その業種の名称をとって○○株と総称されます。
この「バイオ株」もそのような分類の一種です。
目次
- 「バイオ株」とは?
- 「クソバイオ」と呼ばれる理由
「バイオ株」とは?
「バイオ株」とは、バイオテクノロジー関連事業を行っている会社の上場株のことで、2019年11月現在、東西の一部、二部、新興市場の合計で89の銘柄がこの分野に該当すると言われています。
東洋紡、パナソニック、オリンパスなどが有名ですが、他の分野として扱われる銘柄も含んでいる為、全てが純粋にこの分野だけの会社だという訳ではありません。
例えば、先のパナソニックは電気機器の分野にも該当し、一般的にはそちらという扱いです。
この「バイオ」という分野はあくまで俗的なもので、正式にそのような分類がある訳ではありません。
「クソバイオ」と呼ばれる理由
純粋にバイオテクノロジー関連事業だけ行っている会社の株式がそのように呼ばれてしまうのは、研究開発費の捻出の為に頻繁に新規株式を発行するので、その都度値が下がることが多く、時には突然倒産して(無価値になってしまう)しまうことさえあるからです。
よって、「バイオ株」は安定しない株の代名詞ような言葉ともなっており、そのような株で損をした時に「またクソバイオに騙されたよ」などと用いられます。
同じバイオ株と呼ばれるものでも、先のパナソニックのようなその事業がメインではなく、ほんの一部だけだという株はこの限りではありません。
バイオ株は、新薬の開発に成功したといったことがあると一気に高騰することがある為、安定感こそないものの、ギャンブル性が高い銘柄として人気な面もあります。