「もしもの時」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「もしもの時」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「もしもの時」の意味
- 「もしもの時」の表現の使い方
- 「もしもの時」を使った例文と意味を解釈
- 「もしもの時」の類語や類義語
「もしもの時」の意味
「もしもの時」の意味は、「まだ現実になっていないけれども、それが起こった場合」ということです。
ものごとの状況に関して、これから先起きるかも知れないことを想定する時の表現です。
今はまだ何も起きていないけれども、将来的にそれが起きると仮定して、どの様に対応するかを考える時の表現です。
その人の想像力の範囲内で、常識的なレベルからあり得ないレベルのことまで言い及ぶことがあります。
- 「もしもの時」の読み方
- 「もしもの時」を分解して解釈
「もしもの時」の読み方
「もしもの時」の読み方は、「もしもの時」になります。
「もしも」は「若しも」と表記することもありますので、読み方を覚えておきましょう。
「もしもの時」を分解して解釈
「もしもの時」は「もしも+の(助詞)+時」で成り立っています。
「もしも」は「もし」を強めた言葉で、後に仮定の表現を伴って「まだ現実になっていないことを、仮に起きると想定すること」、疑問や推量の表現を伴って「絶対でないが、十分可能性があること」という意味があります。
「時」はその行為や状態を表す言葉を伴って「ある状態になっている時点」「仮定された状況として」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「まだ現実には起きていないが、仮に起きた状況で」という意味で使われています。
「もしもの時」の表現の使い方
「もしもの時」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 良い意味と悪い意味両方で使われる
文法的な使い方
「もしもの時」は、仮定形の「もし」が付く表現ですので、基本的には文頭に使われ「もしもの時は」となり、その後に推測される状況や必要とされる対応などの説明が続きます。
良い意味と悪い意味両方で使われる
「もしもの時」は、一般的には「悪いことが起きると仮定した場合」に使われることが多くなります。
但し、「もしも」自体には悪い意味はなく、思いがけないことが起きた時全体に使われるので、「旅先で大富豪にみそめられる」「宝くじに当たる」などに使われることもあります。
「もしもの時」を使った例文と意味を解釈
「もしもの時」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「もしもの時」を使った例文1
- 「もしもの時」を使った例文2
「もしもの時」を使った例文1
「もしもの時の為に家族で連絡手段を話し合っておく」
こちらは思わぬ災害で家族とはなればなれになった時の為に、日頃から連絡方法を話し合っておくことを言っています。
「もしもの時」を使った例文2
「もしもの時の為に入念にオシャレをして行こう」
イベントに参加する女性が、理想の男性と出会った時の為にオシャレをして出かける時のセリフです。
「もしもの時」の類語や類義語
「もしもの時」の類語や類義語を紹介します。
- 「万が一」【まんがいち】
- 「いざという時」【いざというとき】
「万が一」【まんがいち】
「万の中に一つの滅多にないこと」という意味です。
「いざという時」【いざというとき】
「重大なことや、緊急事態が起きた場合」という意味です。
「もしもの時」は、「まだ現実になっていないけれども、それが起こった場合」という意味です。
あり得ないけれども可能性はゼロではないことに対して使いましょう。