「巫山戯る」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
漢字クイズなどで「巫山戯る」という言葉が出題されることがあります。
一体何と読み、どの様な意味なのか、語源や使い方なども併せて紹介します。
目次
- 「巫山戯る」の意味
- 「巫山戯る」の表現の使い方
- 「巫山戯る」を使った例文と意味を解釈
- 「巫山戯る」の類語や類義語
「巫山戯る」の意味
「巫山戯る」の意味は以下の4つです。
1つ目は「冗談を言ったり、人を笑わす様な言動をすること」という意味で、開放的な気持ちになり、面白おかしく過ごそうとすることを言います。
2つ目は、「子供などがはしゃいで騒ぎまわること」という意味で、普段とは違う楽しい雰囲気で興奮して、大声で騒いだりいたずらをすることを言います。
3つ目は「人をバカにした様な言動をすること」という意味で、軽い冗談のつもりで人を見下すふるまいをすることを言います。
4つ目は、「男女がたわむれること」という意味で、好意を持っている男女がいちゃいちゃとすることを言います。
- 「巫山戯る」の読み方
- 「巫山戯る」の語源
「巫山戯る」の読み方
「巫山戯る」の読み方は、「ふざける」になります。
非常に難しい読み方ですので、一般的には平仮名表記にすることが多くなります。
「巫山戯る」の語源
「巫山戯る」は、中国四川省と湖北省の境にある「巫山(ふざん)」という有名な山からきています。
中国の水墨画で切り立った山々が描かれている様な景色の場所であり、絶景と言われています。
この神聖かつ険しい「巫山」で「戯れる(ざれる)=あそぶ」のは、「たわけ者=バカ者」のすることである、という意味で、「巫山戯る」と使われる様になりました。
「巫山戯る」の表現の使い方
「巫山戯る」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 悪意がない時に使う
文法的な使い方
「巫山戯る」は動詞を伴った言葉であり、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「巫山戯て」になります。
悪意がない時に使う
「巫山戯る」は、つい軽い気持ちでその場の雰囲気をおもしろおかしくしようとする時に使われます。
悪意はないのですが、「悪ふざけ」という言葉がある様に、やり過ぎてしまい人を不快にさせる時にも使われます。
「巫山戯る」を使った例文と意味を解釈
「巫山戯る」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「巫山戯る」を使った例文1
- 「巫山戯る」を使った例文2
「巫山戯る」を使った例文1
「彼は飲み会の時に、空気を読み巫山戯て場を盛り上げようとする」
飲み会の時に、場を盛り上げる為に冗談を言ったりおかしなことしたりと、気配りをする人であることを表します。
「巫山戯る」を使った例文2
「巫山戯るのもいい加減にして欲しい」
人を見下したり、バカにした態度を取る人に向かって「不快である」と言い放つ時のセリフです。
「巫山戯る」の類語や類義語
「巫山戯る」の類語や類義語を紹介します。
- 「おどける」【おどける】
- 「馬鹿なことをする」【ばかなことをする】
「おどける」【おどける】
「滑稽なことを言ったり、動作で表すこと」という意味です。
「馬鹿なことをする」【ばかなことをする】
「わざと愚かな言動をすること」という意味です。
「巫山戯る」には「冗談を言ったり、人を笑わす様な言動をすること」「子供などがはしゃいで騒ぎまわること」「人をバカにした様な言動をすること」「男女がたわむれること」という4つの意味があります。
シーンに応じて使い分けられる様にしましょう。