「冷ややか」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話や小説で「冷ややか」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「冷ややか」の意味
- 「冷ややか」の表現の使い方
- 「冷ややか」を使った例文と意味を解釈
- 「冷ややか」の類語や類義語
「冷ややか」の意味
「冷ややか」の意味は以下の3つです。
1つ目は「ひんやりと感じられる様子」という意味で、周囲の空気や雰囲気、ものの温度が低くて冷たく感じられることを言います。
2つ目は「態度が素っ気ないこと」という意味で、相手を見下している様な、又は全く興味が無いかの様な態度をすることを言います。
3つ目は「落ち着いていてものごとに同時ない様子」という意味で、感情の起伏が少なく、他の人が驚いたり喜んだりしていても、全く動揺する様子が見えないことを言います。
- 「冷ややか」の読み方
- 「冷ややか」の言葉の意味
「冷ややか」の読み方
「冷ややか」の読み方は、「ひややか」になります。
「冷やか」と書くこともあるのですが、「ひやか」ではなく「ひややか」です。
「冷ややか」の言葉の意味
「冷ややか」は「冷や・やか」で成り立っています。
「冷や」は動詞「冷やす」の連用形で、「温度の低い状態にする」「気持ちの高ぶりをしずめる」「ひやりとさせたりぞっとさせたりする」という意味があります。
「やか」は状態を表す言葉に付く接尾語で、「いかにもその様な感じを与える様子」という意味の形容動詞を作ります。
「冷ややか」の表現の使い方
「冷ややか」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 「冷ややか」と「冷淡」の使い分け
文法的な使い方
「冷ややか」は形容動詞であり、文末に使う時には「冷やかだ・である」になります。
形容詞として使うときには「冷ややかな〇〇」になり、副詞として使う時には「冷ややかに」になります。
「冷ややか」と「冷淡」の使い分け
「冷ややか」と似た意味の言葉に「冷淡」があります。
「冷ややか」は「相手への対応に人間らしい温かみがないこと」という意味で使われます。
「冷淡」は「そもそも相手に対して関心を示さないこと」「同情心や親切心を持たないこと」という意味です。
「冷淡」の方がより態度が冷たいニュアンスがあります。
「冷ややか」を使った例文と意味を解釈
「冷ややか」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「冷ややか」を使った例文1
- 「冷ややか」を使った例文2
「冷ややか」を使った例文1
「ミスをして駆けずり回っている後輩を、先輩が冷ややかな目で見ていた」
ミスをして慌てて対応している後輩の姿を、先輩が呆れた様な目でじっと見ている様子です。
「冷ややか」を使った例文2
「彼は冷ややかに『できません』と言った」
ものごとを断る時に、申し訳なさそうな表情ではなく平然と断ったことを表しています。
「冷ややか」の類語や類義語
「冷ややか」の類語や類義語を紹介します。
- 「つれない」【つれない】
- 「無表情」【むひょうじょう】
「つれない」【つれない】
「薄情で思いやりがない様子」「知っていても知らんふりをする様子」という意味です。
「無表情」【むひょうじょう】
「喜怒哀楽の気持ちが顔に全くでないこと」という意味です。
「冷ややか」は「ひんやりと感じられる様子」「態度が素っ気ないこと」「落ち着いていてものごとに同時ない様子」という意味があります。
普段から気持ちを表情に出さない人に使いましょう。