北海道・秋田・岩手などの方言「ほいど」とは?意味!表現の使い方!
北海道や東北地方で使われる「ほいど」は、現代で言えば「ホームレス」に相当します。
目次
- 北海道・秋田・岩手などの方言「ほいど」とは?
- 「ほいど」の表現の使い方
北海道・秋田・岩手などの方言「ほいど」とは?
北海道や東北地方では、「ほいど」は先のようにホームレスという意味だと考えていいでしょう。
標準語で表現すれば「乞食」で、一時期この意味で「ルンペン」という言葉がよく使われていましたが、こちらはフランス語になります。
要は人からおこぼれを貰うことで生活している人たちのことで、「意地汚い」という意味で使われることもあります。
「ほいど」の表現の使い方
「ほいど」を使った表現の意味を解釈していきます。
これらの形で見聞きすることも多いです。
- 「ほいどだがれ」【ほいどだがれ】
- 「ほいど根性きたね」【ほいどこんじょうきたね】
「ほいどだがれ」【ほいどだがれ】
この「ほいどだがれ」は、標準語で「守銭奴」と解釈されます。
「とんでもなくケチくさい」という意味で使うこともできます。
「ほいど根性きたね」【ほいどこんじょうきたね】
「欲張り過ぎる」という意味で使われる表現です。
この「きたね」は「汚い」ではなく、まるで乞食のような根性が「来たね」という意味で使っています。
「ほいど」は、その意味から気軽に使うような言葉ではありませんが、先の「ほいど根性きたね」は、仲のよい間柄であれば笑いと共にお約束のように使うこともあります。