北海道の方言「すっかい」とは?詳しく解説!
この「すっかい」という言葉は、北海道で何かを食べた際に使うことがあります。
目次
- 北海道の方言「すっかい」とは?
- 「すっかい」の表現の使い方
北海道の方言「すっかい」とは?
北海道で「すっかい」とは、「すっぱい」という意味で使います。
標準語の「ぱ」が「か」になった言葉だと覚えると分かりやすいでしょう。
日本語には元々この「ぱ」のような半濁音、同じく「ば」などの濁音は存在しておらず、文脈から判断するのが普通でした。
この「すっかい」はその時代の言葉の使い方に近く、そこに由来があると言われています。
「すっかい」の表現の使い方
何かに対して「すっかいねぇ」と使うと、そのまま「酸っぱいねぇ」と言っているのと同じです。
また、多少変化させた「すっかくねぇ?」などという使い方もできる言葉で、この場合は「酸っぱくない?」という意味になります。
冒頭に飲食時に使うと書きましたが、それだけでなく、酸っぱい臭いがするといった時に使っても構いません。
「すっかい」は、旧文字遣いの「すっぱい」だと解釈できる言葉です。
単に半濁音ではない「は」とすると、発音しにくくなるだけでなく、反って意味が分からなくなる為、当時は語呂が似ている「か」と使っていたのだと推測されます。
その名残りの言葉だと考えていいでしょう。