「至福の境地」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説や物語などで「至福の境地」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「至福の境地」の意味
- 「至福の境地」の表現の使い方
- 「至福の境地」を使った例文と意味を解釈
- 「至福の境地」の類語や類義語
「至福の境地」の意味
「至福の境地」は、「喜びや快楽を感じて、これ以上ないという満足した気持ちになること」という意味です。
自分の思い通りにものごとが運んで、想定していた中でも最も良い結果になったり、こんなに楽しい思いはしたことがないという経験をした時に、幸福感で頭の中が一杯になることを言います。
ただ幸せ、楽しいというだけではなく、一本突き抜けて天にも昇る様なうっとりしている状態を表します。
- 「至福の境地」の読み方
- 「至福の境地」を分解して解釈
「至福の境地」の読み方
「至福の境地」の読み方は、「しふくのきょうち」になります。
「至福」という言葉は日常会話では使われないので、これを機に覚えておきましょう。
「至福の境地」を分解して解釈
「至福の境地」は「至福+の(助詞)+境地」で成り立っています。
「至福」とは「とても幸せであること」「これ以上ない程の幸せ」という意味があります。
「境地」は「現在置かれている立場」「ある段階まで達した時の心理状態」「ある分野や世界」「環境」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「これ以上ない程の幸せに達した時の心の状態」という意味で使われています。
「至福の境地」の表現の使い方
「至福の境地」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 精神的な満足感を表す
文法的な使い方
「至福の境地」は名詞であり、文末に使う時には動詞を伴って「至福の境地だ・である」となります。
「至福の境地に達する」として使われることもあります。
精神的な満足感を表す
「至福の境地」は、精神的な満足感を表す言葉で、人により内容が変わります。
物質的なことや精神的なことなど、ひとそれぞれ「至福の境地」と感じるものが違うのです。
「至福の境地」を使った例文と意味を解釈
「至福の境地」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「至福の境地」を使った例文1
- 「至福の境地」を使った例文2
「至福の境地」を使った例文1
「彼は小さい頃からの夢を叶えて今至福の境地に達している」
仕事や趣味など、小さい頃からの夢を叶えて、これ以上ないという表情をしていることを表しています。
「至福の境地」を使った例文2
「彼女は結婚が決まって至福の境地にいる」
やっと結婚が決まった女性が、幸せの頂点に達した状態であることを表しています。
「至福の境地」の類語や類義語
「至福の境地」の類語や類義語を紹介します。
- 「幸甚の至り」【こうじんのいたり】
- 「愉悦に浸る」【ゆえつにひたる】
「幸甚の至り」【こうじんのいたり】
「非常に幸せなこと」という意味で、ビジネス文として目上の人に対して使われます。
「愉悦に浸る」【ゆえつにひたる】
「ものごとに成功した時や、快楽を感じた時にこの上なく喜ばしい状態になること」という意味です。
「至福の境地」は「喜びや快楽を感じて、これ以上ないという満足した気持ちになること」という意味です。
幸せいっぱいな表情をしている人に使いましょう。