「疑り深い」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「疑り深い」の意味

「疑り深い」の意味は、「簡単に信用しないで、どこまでも疑ってかかること」です。

人が「大丈夫」と言っても信用できずに、最後まで疑ってかかり、折角のチャンスを逃してしまうこともあります。

過去に人やものを信用した末に、痛い目に遭ってしまったなどの経験がある場合、同じ様なものごとに対して特に強い疑いを持つ傾向にあります。

自分では信用したいと言う気持ちがあるのですが、内面から次々と「嘘だったらどうしよう」「失敗したらどうしよう」などの不安が湧いてきてしまう時の表現です。

• 「疑り深い」の読み方
• 「疑り深い」を分解して解釈

「疑り深い」の読み方

「疑り深い」の読み方は、「うたぐりぶかい」になります。

特に難しい漢字ではないので読み書きできる様にしておきましょう。

「疑り深い」を分解して解釈

「疑り深い」は「疑り+深い」で成り立っています。

「疑り」は動詞「疑る」の連用形で、「怪しいと思うこと」という意味です。

「疑る」は「疑う」と「勘ぐる」が合わさってできた派生語で、「疑う」を俗な言い方にしたものです。

「深い」は「~ぶかい」という複合語として「表から底や奥までの距離が大きいこと」「程度がはなはだしいこと」という意味があります。

これらの言葉が組み合わさり「徹底的に怪しいと思うこと」という意味で使われています。

「疑り深い」の表現の使い方

「疑り深い」の表現の使い方を紹介します。

• 文法的な使い方
• 「疑り深い」と「疑い深い」の使い分け

文法的な使い方

「疑り深い」は形容詞を含んだ表現ですので、文末にそのまま使えます。

副詞として使う時には「疑り深く」になります。

「疑り深い」と「疑い深い」の使い分け

「疑り深い」と「疑い深い」は、辞書では同じ意味となっています。

但し、使い分けがあり、「疑り深い」はカジュアルな話し言葉として使われることが多くなります。

「疑い深い」は文章や堅苦しい場面などに使われます。

「疑り深い」を使った例文と意味を解釈

「疑り深い」を使った例文とその意味を解釈していきます。

• 「疑り深い」を使った例文1
• 「疑り深い」を使った例文2

「疑り深い」を使った例文1

「彼は天気予報に対して疑り深く、晴れの日でも絶対に折り畳み傘を持ってくる」

天気予報を信じられなくて、晴れていても折りたたみ傘を持ち歩いている人を表しています。

「疑り深い」を使った例文2

「疑り深い顧客と商談をするのに苦労する」

何を言っても信用せずにしつこく質問攻めをしてくる顧客で、商談が進まずに困っている様子を表しています。

「疑り深い」の類語や類義語

「疑り深い」の類語や類義語を紹介します。

• 「懐疑的」【かいぎてき】
• 「用心深い」【ようじんぶかい】

「懐疑的」【かいぎてき】

「ものごとに対して常に怪しい、信じられないという否定的な目で見る状態」という意味です。

「用心深い」【ようじんぶかい】

「危険な目に遭わない様に、常に周囲に注意を払っている様子」という意味です。