「用心深い」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「用心深い」ことは、いい面にもなれば、悪い面になることもあるので難しいところです。
目次
- 「用心深い」とは?
- 「用心深い」の表現の使い方
- 「用心深い」を使った例文と意味を解釈
- 「用心深い」の類語や類義語
「用心深い」とは?
「用心深い」は、念入りに充分な注意をする様子に対して使います。
「用心深くチェックして欲しい」とすると、間違いのないように念入りに充分にチェックして欲しいという意味になります。
上のような形で製品の検品などの際に使うことも多いですが、周りを警戒するようにと用いることもあり、「夜間は用心深くしておくに越したことはない」のような使い方がその例になります。
- 「用心深い」の読み方
「用心深い」の読み方
「用心深い」は、「ようじんぶかい」と読んでください。
「用心」だけでも、注意する、警戒するという意味のある言葉で、それらに念を入れるという意味になるのが「用心深い(深く)」という表現です。
「要人深い」と使うこともありますが(「要人」が「用心」の別表記になります)、あまり一般的ではなく、それほど見掛ける機会はないでしょう。
「用心深い」の表現の使い方
「用心深い」と使う時には、それほど気を付ける必要がある、またはそのような人(や団体)だという意味で用いることが多いです。
前者の使い方の多くは、注意するに越したことはないという意味になり、後者の場合は冒頭に挙げたように、それがいい面にも悪い面にもなります。
何事にも用心深い人は、その人に任せておけば大丈夫だと思ってもらえるものですが、あまりに用心深いと、それだけでよくは思われない(人のことを信じていないと思われてしまう)こともある為です。
「用心深い」を使った例文と意味を解釈
「用心深い」を使った例文と、その意味の解釈になります。
「用心深く」、「用心深さ」のような使い方も多い言葉です。
- 「用心深い」を使った例文1
- 「用心深い」を使った例文2
「用心深い」を使った例文1
「用心深くするのはいいことだが、何もそこまですることはないだろう」
用心深さも度を越えていると、神経質になり過ぎていると思われてしまう場合があります。
何もそこまでと言われてしまうほどの用心深さは、反って悪い面になることがあるという例だと考えてください。
「用心深い」を使った例文2
「あれだけ用心深い彼になら任せても安心だ」
こちらは、用心深さがいい面になっていると使っています。
しかし、やはりそれにも程度というものがあることは覚えておいた方がいいでしょう。
上にも書きましたが、あまりこれが過ぎると神経質だと思われてしまうことがあるからです。
「用心深い」の類語や類義語
「用心深い」と似た意味で使える言葉です。
ほとんど同じ意味で使えるものがあります。
- 「注意深い」【ちゅういぶかい】
- 「抜け目がない」【ねけめがない】
「注意深い」【ちゅういぶかい】
ほぼ同じ意味で使える言葉で、「注意深くするに越したことはない」のように、「用心深い」(この場合は「用心深く」)の置き換えになります。
「抜け目がない」【ねけめがない】
念入りに注意するという意味までは一緒ですが、それがずる賢さからきている場合に使う言葉です。
「あいつは本当に抜け目がない奴だ」と使った時には、念入りに注意する面はあるものの、それが主に自分の為だと解釈でき、決していい意味では使わない表現です。
「用心深い」ことは、決して悪いことではありませんが、度を過ぎないように注意が必要だと言えるでしょう。