博多弁の「とっとっと」とは?意味!表現の使い方!
福岡県の人が使う「とっとっと」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
この言葉の意味は福岡県、九州地方の人以外にはわかりにくいかもしれません。
それでは「とっとっと」の意味、使い方などを見ていきましょう。
目次
- 博多弁の「とっとっと」とは?意味
- 「とっとっと」の表現の使い方
- 「プリンとっとーと」の意味は?
- 方言の「とっとっと」を使った例文と解釈
博多弁の「とっとっと」とは?意味
「とっとっと」とは何かを「とってあるの?」「とってあるよ」という意味になります。
「とっとっと」の表現の使い方
「とっとっと」とは、何かを取ってあるのかと質問したり、何かを取ってあるの!と言う時に使う言葉です。
標準語の「~なの」が、博多弁では「~と」となるわけです。
また「している」は「しとる」となりますので「とっとっと」の二番目も「と」になり、「と」ばかり連呼しているように感じられるのです。
質問系になる場合は語尾が上がります。
一方で断言系の場合は語尾に力が入って止める感じになります。
同じ「とっとっと」でも語尾を上げるか、力を入れて止めるかで意味が違います。
ちなみに、語尾に力を入れますと、まるで喧嘩腰のような聞こえ方になりますので、他の地域の人は「荒っぽい」と最初は聞こえてしまうこともあるようです。
「プリンとっとーと」の意味は?
「プリンとっとーと」とは、標準語に直せば「プリンとってあるの」となります。
語尾が上がれば質問、問いかけとなりますし、語尾を上げなければ自分の気持ちを伝えていることになるのです。
つまり会話として「プリンとっとーと?」と聞かれて「プリンとっとーと」と答えることもあります。
方言の「とっとっと」を使った例文と解釈
「とっとっと」を使った例文と解釈を見ていきましょう。
- 方言の「とっとっと」を使った例文1
- 方言の「とっとっと?」を使った例文2
方言の「とっとっと」を使った例文1
「年末のお金、ちゃんととっとっと、大丈夫かね?」
こちらは問いかけですので、語尾を上げるタイプの「とっとっと」です。
年末用に使うお金はちゃんととってあるのかと、心配して聞いているのです」この、問いかけの答えとしては「大丈夫、ちゃんととっとーよ」「とっとらん(とっていない)」という感じになります。
- 方言の「とっとっと」を使った例文1
- 方言の「とっとっと?」を使った例文2
方言の「とっとっと?」を使った例文2
「これ、私がとっとっと、食べんでね」
こちらの「とっとっと」は私が取ってあるものだから、食べないで欲しいという意味になります。
いかがでしたでしょうか。
「とっとっと」の意味が何となく理解できたでしょうか。
博多弁の発音と他の九州地方の発音は違っていますが「とっとっと」の意味は同じとなります。