「ニヒリスト」とは?「ペシミスト」の違いと対義語を解説
最近では、この「ニヒリスト」が増えてきていると言われています。
目次
- 「ニヒリスト」とは?
- 「ニヒリスト」と「ペシミスト」の違い
- 「ニヒリスト」の対義語は?
「ニヒリスト」とは?
「ニヒリスト」は「虚無主義者」と訳される言葉で、「ニヒル」という言葉からきています。
その「ニヒル」は「虚無」という意味になり、主に「何にも興味を示さない」といった解釈で使われています。
「ニヒルな男だ」と使うと、「何に関しても無関心な男だ」と言っているのと同じで、そのような主義のある人がこの「ニヒリスト」と表現されます。
「ニヒリスト」と「ペシミスト」の違い
「ペシミスト」という言葉は、「厭世家」と表現されます。
大まかには「ニヒリスト」と似た意味になりますが、世の中の全てに対して悲観的に捉えているのがこの「ペシミスト」で、何事にも興味を示さないのが「ニヒリスト」といった違いがあります。
「ニヒリスト」の対義語は?
正確な対義語ではありませんが、「サティスファイサー」や「オプチミスト」がこの言葉の反対に近い意味になると考えていいでしょう。
「サティスファイサー」とは、「現実主義者」となる言葉で、世の中の全てをしっかりと捉え(受け止めて)、1つ1つに時には満足しながら生きている人たちのことです。
「オプチミスト」の方は「楽観主義者」となり、どちらかと言えば先の「ペシミスト」の対義語になります。
「ニヒリスト」が多くなってきていると書きましたが、そのような何事にも興味がないような人が増えてきているのは、今の世の中が原因だと考えられています。
この「ニヒリスト」が増えることなく、そのような人たちにも色々なことに興味を示してもらえるような世の中になるのが一番だと言えるでしょう。