山口県の方言「せんない」とは?意味!表現の使い方!
山口県の方言で「せんない」という言葉があります。
一体どの様な意味なのか、概要を紹介します。
目次
- 山口県の方言「せんない」とは?意味
- 「せんない」の表現の使い方
- 「詮無い」の意味
山口県の方言「せんない」とは?意味
「せんない」とは山口県の方言で「面倒くさい」「しんどくて辛い」「意味がない」などの意味になります。
その時の状況により幅広く使えるのですが、全てネガティブな意味になります。
因みに、辞書で「せんない」を調べると「詮無い」という漢字で載っています。
こちらは山口弁の「せんない」とは語源・由来は同じでも違う言葉であり、山口弁の方は「せんない」と平仮名表記されます。
「せんない」の表現の使い方
「せんない」の表現の使い方を紹介します。
- しんどくて辛い時
- 面倒くさい時
しんどくて辛い時
やるべきことがあるけれども、しんどくて辛いという時に使われます。
「仕事がぶちせんないわ」は「仕事がすごく面倒くさくて辛い」という意味になります。
面倒くさい時
こちらもやるべきことがあるけれども、面倒くさくてやりたくない時に使われます。
「旅費の精算せんない」は、「旅費の精算が面倒くさくてやりたくない」という意味です。
「詮無い」の意味
辞書に載っている「詮無い」は、山口弁「せんない」の元になる言葉ですが、少し意味が違ってきます。
- 「仕方がない」の意味
- 「意味がない」
- 「利益にならない」
「仕方がない」の意味
「詮無い」は「仕方がない」という意味で「やむを得ない」「扱いに困る」「我慢ができない」という意味があります。
大阪弁の「せんない」はこちらの意味で使われていて、山口弁の「せんない」とは意味が違うので誤解が生じることもあります。
「意味がない」
「何かの行動に見合う成果がない」=「意味がない」という意味で、やった甲斐がない時の表現です。
「利益にならない」
「利益にならない」「役に立たない」という意味で、「やるだけ損なこと」という意味でつかわれます。
「せんない」は山口県の方言で「面倒くさい」「しんどくて辛い」「意味がない」などの意味になります。
漢字の「詮無い」とは若干意味が違うことを覚えておきましょう。