「ハブる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
若い人達の間でよく使われている言葉の中に「ハブる」というものがあります。
日常会話の中だけでなく、ネットでもSNSの世界で出て来る言葉です。
そこで、今回はこの「ハブる」に注目して、言葉の意味や使い方を見ていくことにします。
目次
- 「ハブる」とは?意味
- 「ハブる」の表現の使い方
- 「ハブる」を使った例文と意味を解釈
- 「ハブる」の類語や類義語
「ハブる」とは?意味
「ハブる」の「ハブ」だけを見ると、「車輪の中心部」や「中心、中核」という意味のある用語ですが、「ハブる」の解釈は、これとは全く関係のない意味になります。
「ハブる」とは「仲間外れにする」、「省く」、「無視する」、「拒否する」などの意味を持つ若者の間で使われるスラングです。
語源としては、いくつかの説があるのですが、1つは「省く」から来ており、「不要なものを取り除く」や「全体の中で不要な一部を取り除く」という言葉からきたとされています。
他には「はぶる」という読み方がある「葬る」を語源とした説や「村八分にする」の「むらはちぶにする」を略したという説もあります。
「ハブる」の表現の使い方
「ハブる」は「仲間外れにする」という意味になるので、嫌な性格や行動をして嫌われている人に対して使うことがあります。
自分勝手な言動ばかりしている人は、周りから敬遠されて「ハブられる」ことがあります。
「ハブる」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「ハブる」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「ハブる」を使った例文1
- 「ハブる」を使った例文2
「ハブる」を使った例文1
「彼女はあまりにも、自分勝手な行動をするので、サークルのメンバーからハブられてしまったのです。これも自業自得といったところでしょう」
学生時代にこんな人がいたのではないかと思います。
サークルは同じ趣味や好みのスポーツなどを楽しむ集まりとして活動しています。
しかし、その中で自分1人だけ勝手に行動してしまう人は、自然と敬遠されらり、煙たがれて「ハブられる」ことになります。
「ハブる」を使った例文2
「あいつってさ、ウザイから今度からハブることにしないか?」
この例文の会話か友人の間で交わされているもののようですが、「あうつ」があまりにもウザイので、「ハブる」ことにしたようです。
でも、この会話はいじめの可能性もありますし、本当に面倒な相手あので、「ハブる」のかもしれませんが、あまりいいことではなさそうです。
「ハブる」の類語や類義語
「ハブる」を他の言葉で言い換えるとするなら、他にどのような言葉があるかを見て行くことにします。
- 「シカトする」【しかとする】
- 「相手にされない」【あいてにされない】
「シカトする」【しかとする】
「シカトする」が「ハブる」の類義語として扱うことができるでしょう。
「そっぽを向くこと」や「無視すること」という意味を持つ言葉で、これも若い人の間で使われますが、年配者の人達の中でも使っている人がいます。
「相手にされない」【あいてにされない】
「相手にされない」という言葉も「ハブる」に意味を持っている言葉です。
「受け入れてもらえない」、「話をしてくれないし、聞いてもくれない」という意味になります。
人の関係に「相手にされない」ということほど辛いことはありません。
「ハブる」という言葉の意味や使い方などを紹介してきましたが、私達もこのようなことにならないように、日頃の振る舞いや行いに注意する必要があります。