「暗雲が漂う」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「暗雲が漂う」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「暗雲が漂う」の意味
- 「暗雲が漂う」の表現の使い方
- 「暗雲が漂う」を使った例文と意味を解釈
- 「暗雲が漂う」の類語や類義語
「暗雲が漂う」の意味
「暗雲が漂う」の意味は以下の2つです。
1つ目は、「ものごとの進み具合から、将来の見通しが良くないこと」という意味で、仕事やプライベートなどで計画を立てて行動している時に、うまくいかない可能性が出てきたことを言います。
2つ目は、「自分の行く先に不安や心配がある様子」という意味で、これから行く場所や参加するべき場所に、争いごとなど不安の種があり、気持ちがスッキリとしないことを言います。
- 「暗雲が漂う」の読み方
- 「暗雲が漂う」を分解して解釈
「暗雲が漂う」の読み方
「暗雲が漂う」の読み方は、「あんうんがただよう」になります。
特に難しい漢字ではないので読み書きできる様にしておきましょう。
「暗雲が漂う」を分解して解釈
「暗雲が漂う」は「暗雲+が(助詞)+漂う」で成り立っています。
「暗雲」は「今にも雨が降ったり雷がなりそうな真っ黒い雲」「戦争が起こりそうな気配」「苦しみや悩みで心が閉ざされる状態」という意味があります。
「漂う」は「あてもなくさまよう」「香りが風にのって周囲に満ちる」「ある雰囲気や気配が感じられること」という意味があります。
これらの言葉が組み合さり「天候が悪化する様な黒い雲が発生する」という意味から、「苦しみや悩みなどがある雰囲気が感じられること」という意味で使われるになりました。
「暗雲が漂う」の表現の使い方
「暗雲が漂う」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- ビジネスでの使い方
文法的な使い方
「暗雲が漂う」は動詞を伴った慣用表現であり、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「暗雲が漂い」になります。
ビジネスでの使い方
ビジネスで「暗雲が漂う」というと、収益が減って会社の経営が悪化しそうな気配のことを言います。
企業には財務分析をする専門家がいるので、その様な噂が出るのは何らかの根拠がある時です。
「暗雲が漂う」を使った例文と意味を解釈
「暗雲が漂う」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「暗雲が漂う」を使った例文1
- 「暗雲が漂う」を使った例文2
「暗雲が漂う」を使った例文1
「新商品の売上に暗雲が漂い始めた」
発売当初は順調だった新商品の売上が、段々と落ちてきて心配な状態になってきたことを表しています。
「暗雲が漂う」を使った例文2
「旅行先で財布を落してしまい、ずっと暗雲が漂った」
旅行先で財布を落としてしまい、不安で仕方がなかったことを表しています。
「暗雲が漂う」の類語や類義語
「暗雲が漂う」の類語や類義語を紹介します。
- 「前途多難」【ぜんとたなん】
- 「雲行きが怪しい」【くもゆきがあやしい】
「前途多難」【ぜんとたなん】
「これから先多くの苦労や困難が待っているであろうと予測されること」という意味です。
「雲行きが怪しい」【くもゆきがあやしい】
「天気が悪くなりそうな様子」「ものごとが悪い方へ向かいそうな様子」という意味です。
「暗雲が漂う」は「ものごとの進み具合から、将来の見通しが良くないこと」「自分の行く先に不安や心配がある様子」という意味があります。
ものごとが上手くいかなくなりそうな時に使いましょう。