「ずっこい」とは?例文も挙げて詳しく解説!
「ずっこい」は、主に関西地方で使われている方言ですが、他の地方でも見聞きすることがあります。
目次
- 「ずっこい」とは?
- 「ずっこい」の表現の使い方
- 「ずっこい」を使った例文と解釈
「ずっこい」とは?
「ずっこい」は、標準語で言えば「ずる賢い」に相当する言葉です。
「ずっこい奴やのう」のような使われ方になり、ただ「ずるい」というだけでなく、それに「せこさ」がある時によく用いられています。
その為、「ずるい」と「こすい」(けちけちしていること)が合わさってできた言葉だという説と、「こすい」を「すこい」と入れ替えて、それが変化した言葉という説があります。
「ずっこい」の表現の使い方
先のように、「ずっこい」は「ずる賢い」と解釈すれば間違いになることはありません。
単に「ずるい」ことに対しても使えますが、やはり何かしらのせこさが見え隠れする表現だと覚えておいてください。
「んなずっこいことすんなや」、「どんだけずっこいんや」などと使われた時には、多少なりともせこさを含んで使っていると解釈できます。
「ずっこい」を使った例文と解釈
「ずっこい」を使った例文と、その意味の解釈です。
関西では日常でそれなりに見聞きします。
- 「えらいずっこい奴やったわ」
- 「ずっこいこと考えなさんな」
「えらいずっこい奴やったわ」
とてもずる賢い奴だったと言っています。
この使い方も、せこさが多分に含まれていると解釈していいでしょう。
この「えらい」は、関西弁だと「すごく」、「とても」という解釈になります。
「ずっこいこと考えなさんな」
ずるいことを考えるなと言っており、使われ方によって、せこいという意味が含まれる場合もあります。
この言葉は使われ方以外に、そのシチュエーションによってもこの「せこい」を含むかどうかが変わります。
「ずっこい」は、関西でも特に大阪でよく見聞きする言葉です。
その為、「なにわ弁(言葉)」だと言われることもあります。
関西地方の方言の中で、「こてこての関西弁」とよく言われるのはこのような「なにわ弁」です。