「三文字作画」とは?意味を解説
最近の深夜アニメは、この「三文字作画」の作品ばかりだと言われています。
目次
- 「三文字作画」とは?
- 「三文字作画」の概要
「三文字作画」とは?
「三文字作画」とは、中国人や韓国人が作画しているという意味で使われます。
近年の深夜アニメのスタッフロールを見ると分かりますが、そのほとんどで作画担当にはそのような人たちの名前が並んでいます。
何故そのように表現されるのかと言えば、中国人や韓国人は名前が「姓」の一文字と「名」の二文字(合計で三文字)ということが多い為、このような言葉が誕生しました。
「三文字作画」の概要
アニメを取り巻く環境は、年々厳しくなってきています。
特に深夜アニメは視聴率ではとても元がとれない為(1%以下のことさえあり、これに応じたスポンサーからの収入があまり見込めません)、制作にそれほどお金が掛けられません。
アニメ制作で一番お金が掛かる作業は作画です。
お金が掛けられない深夜アニメでは、それが比較的安く行える中国や韓国の会社に委託している作品が多い為、この「三文字作画」ばかりだなどと言われるようになりました。
そのような全てのアニメが日本で制作したものより劣るという訳でもありませんが、「三文字作画」の作品の中には、稀にとても完成品とは思えないクオリティのまま放送される場面が含まれており、後にDVDやブルーレイとして発売される際に日本人による手直しが入ることがあります。
そのような例では、「夜明け前より瑠璃色な」というアニメで、放送ではまるでサッカーボールにしか見えなかったキャベツがとても有名です。
深夜アニメは、後から発売されるDVDやブルーレイの売上げによっては赤字で終わってしまう場合も少なくありません。
その為、多少技術的に劣ることがあるとしても、「三文字作画」に成らざるを得ないという実情があります。