「びっこたっこ」とは?どこの方言?類語も解説
この「びっこたっこ」は、東北地方や北海道で聞くことがあります。
目次
- 「びっこたっこ」とは?
- 「びっこたっこ」のはどこの方言?
- 「びっこたっこ」の表現の使い方と注意点
「びっこたっこ」とは?
「びっこたっこ」とは、「もう片方が違う」という解釈で用いる言葉です。
例えば、箸の2本を間違えて使っていた時にそれに気付いて、「びっこたっこだったべ」などと用いられます。
正しく対になるはずのものがなっていなかったという意味になる為、3つや4つでセットとなる場合には使いません。
「びっこたっこ」のはどこの方言?
この言葉は冒頭のように、東北地方や北海道で使われていますが、元は青森の八戸弁だと言われています。
北海道弁に語呂の似ている「あっぺこっぺ」という言葉があり、意味は標準語の「あべこべ」です。
こちらと共に、「びっこたっこ」も北海道でも使われています。
「びっこたっこ」の表現の使い方と注意点
「びっこたっこ」と使う分には問題ありませんが、「びっこ」とだけ使うと足が悪い人に対しての差別用語(片足をひきずっている様子の表現)になってしまうので注意してください。
尚、意味に似ている部分があることから、この言葉の語源は「びっこたっこ」だと言われていますが、定かという訳ではありません。
「びっこたっこ」は、先に挙げた「あべこべ」だと考えると分かりやすい言葉です。
ただし、対象が2つで対になるものに限られると覚えておいてください。