「トリレンマ」とは?ジレンマとの違いも解釈
この「トリレンマ」とは、後述する「ジレンマ」の要素が1つ増えた言葉です。
目次
- 「トリレンマ」とは?
- 「トリレンマ」と「ジレンマ」の違い
「トリレンマ」とは?
「トリレンマ」という言葉は、3つのことが同時に成立しない(させられない)という意味で使います。
例えば、従来製品の改良点として、できる限りのコストカット(販売価格の抑制)、新機能の追加、従来製品以上の売上げの3点が目標だという時に、コストカットしながらの新機能の追加は厳しく、既にそれなりの販売数のある従来製品より売り上げることも難しいと考えた時に、「これらのトリレンマをどうするべきか」などと使う言葉です。
「トリレンマ」と「ジレンマ」の違い
上の例で、コストカットと新機能の追加という2点であれば、「ジレンマ」という言葉で表現できます。
こちらは2つのことが同時に成立しない時に使われる言葉で、簡単な例では何かの理由がある為に、「行きたいが、行きづらい」といった時がこのジレンマだと表現できます。
また、そこから転じた使い方で、2つのうち1つを選ばないといけないという解釈でも使える言葉で、それが3つになった時には「トリレンマ」が用いられます。
「トリレンマ」の「トリ」は、「3」を表す「トリプル」からきています。
これが分かると、「ジレンマ」における2つが3つになったことだとすぐに理解できるでしょう。