「そんな殺生な」とは?「せっしょうでんがな」が元の表現?詳しく解説!
この「そんな殺生な」は、元は関西地方で使われていた言葉です。
目次
- 「そんな殺生な」の意味とは?
- 「そんな殺生な」と「せっしょうでんがな」の違い
- 「そんな殺生な」の表現の使い方
「そんな殺生な」の意味とは?
「そんな殺生な」という言葉は、現在では標準語が使われている地域でも聞きますが、元は関西で使われていた表現で、「それ(そんなの)は酷い」という意味になります。
「そんな殺生な」と「せっしょうでんがな」の違い
この「そんな殺生な」という形には、標準語と考えてもおかしくない響きがあります。
関西地方ではこの形のより、「そないな殺生な」や「せっしょう(殺生)でんがな」などと聞くことが多く、全く同じでよくそのように使われています。
特に大阪府の河内長野市周辺では「せっしょうでんがな」が方言として定着しており、ここから他の地方に伝わり、変化した形が「そんな殺生な」だと考えられています。
「そんな殺生な」の表現の使い方
この言葉は、そこまで酷いと思った場合でなくても使える表現です。
例えば、休みと思って何か予定していた土日の連休が、金曜日になって共に出勤だと決まったような時に「2日ともなんて、そんな殺生な」のように用いることができます。
どちらかと言えば、それくらい(比較的重大とも言えない)ことによく使う言葉で、地震で家屋が崩壊してしまったといったような本当に酷いことや現象にはあまり使われません。
「そんな殺生な」は、方言から多少変化して全国に広まった言葉だと考えておいていいでしょう。