「事業費総額」とは?「総事業費」とは違う?間違えやすい言葉を詳しく解釈!
この「事業費総額」は、少し解釈が難しい言葉なので、詳しく説明していきます。
目次
- 「事業費総額」とは?
- 「総事業費」と事業費や管理費の違い
- 「事業費総額」を使った例文と解釈
「事業費総額」とは?
「事業費総額」とは、「事業費としての総額」という解釈になります。
企業が団体が何かの事業を興す(興した)時には、その為の費用はこの「事業費」と「管理費」に分けて計算されるのが一般的で、特に公共団体の場合は必ず分けていると考えていいでしょう。
「総事業費」と事業費や管理費の違い
「総事業費」とは、先の「事業費」と「管理費」の合計です。
建設に掛かる費用や借りる施設、物の為に直接掛かる費用が「事業費」で、その進行管理の為に間接的に掛かる費用が「管理費」と解釈され、それぞれには人件費も含まれます。
これらを合計したものが「総事業費」と呼ばれるという訳です。
ここで紹介している「事業費総額」は、この「総事業費」と同じだと考えてしまいがちですが、先のように総事業費を事業費と管理費に分けたうちの「事業費」のことだと覚えておきましょう。
「事業費総額」を使った例文と解釈
「事業費総額」を使った例文と、その意味の解釈です。
「総事業費」と間違えやすい為、使い方には注意が必要になります。
- 「事業費総額」を使った例文1
- 「事業費総額」を使った例文2
「事業費総額」を使った例文1
「事業費総額が高過ぎるので、少し抑えられないものだろうか」
どのような事業においても、事業費に該当する費用はなかなか圧縮できないものです。
よって、このような時には総事業費として考えて、管理費の方で何とかするということになるかも知れません。
「事業費総額」を使った例文2
「この事業費総額にしては、管理費が高過ぎる気がする」
事業費が使われる内容の管理をしっかりとすることは、スムーズな事業の進行にとても有益なのは間違いありません。
ですが、その費用がかさんでしまうようでは総事業費に大きな影響が出てしまう為、できる限り押さえる努力が求められます。
「事業費総額」という表現は、「事業費」とだけ使うのが一般的です。
このように表現するのであれば、「管理費」も「管理費総額」としないと「総事業費」と間違えることがあるので気を付けてください。